ソラマチ ※

蜩鳴く夕涼み延びる影

揺れる風鈴風の影そよぐ季節

縁側踏む君の声うるさい名残歌

消える明かり君の影漂う二人


ああもう一度二人重ねて さよならまで

ああもう一度指を絡めて さよならまで


ソラマチ

ななめ向かい君の伸びる手は冷たい

最後に見た君は玄関の笑い声

さよなら言葉一つ残し君はいない

最初のウソは二人永遠の別れ


硬い革靴 たたく雨粒 今も私の隣にいる


ソラマチ駆け抜けて 君とみた景色一人

ソラマチ下ってもあの交差点に君はいない

ソラマチ上りぬけ あの城の先まで

ソラマチ一本杉約束は終わったの

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