遠距離の彼を思って言い寄る男どもを追い払っていた女子が浮気されて相談相手の幼馴染男子と付き合う事になる話
takeyagu矢口竹一(やぐちたけかず
僕たちが登場人物です!
「ごめんなさい、私、あなたのことよく知らないんです。だから、お友達からお願いしますね。」
これが普通の同僚の告白への言葉。
もしくは、
「なあ、俺ら友達だよな?付き合ってくれよ!」
「ごめんね。お付き合いできません。」
こう返す。
傍から見ていても、よく波風立てずに断れるもんだ、さすがは我が部の営業成績No.1である。しかしまさに豊穣の女神かと見間違うような姿で、仕事もできるとなりゃ天が二物を与えたのだろうと疑ってしまう。
さて、こんな回想をしているのはするのは主人公と相場が決まっているが、御多分に漏れず、この僕がヒーロー(ポジション)である
只今ご紹介いたしましたのが、私の幼馴染、
そうして失恋いたしましたが、惚れた弱み、恋愛相談などに乗っております。デートの事や、彼のどこどこがかっこいいなど、生き地獄でさあ。それでも彼女のデート服を一番に見れるのは、嬉しくもあり、情けなさもありと、複雑な心境でさあ。(血涙)
そんなこんなで、同じ就職先まで、未練を引きずり引きずりやってまいりました。今は憎き彼氏が中華人民共和国は北京に二月前より半年の予定で出張中であります。男なら略奪愛と言われるかもしれませんが、なんせ小心者、彼女を慰めるだけでございます。
さて、私共が勤めておりますのは東京は文京区に構える株式会社、その名も
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