拝読致しました。
ピサ―ニさんがこの直近艦載石砲を考えたのでしょうかね。
先の潟の通り道封鎖といい、この対艦戦に石砲を用いることといい、ピサ―ニさんはアイデアマンか!?
それを容れて自由に裁量を振るわせるアンドレアさん、そして自由闊達に食い破る野生児、カルロさん。
このトリオが、ヴェネツィアを救った。
型の違う歯車がかみ合う瞬間、凄まじい力が生まれる。
そんなシーンにも思えて、いいですね!(^^)
作者からの返信
最初からピサーニに「全権委任」させておけば、ヴェネツィア大勝利だったということが、逆説的に証明されてしまった瞬間です(笑)
ステーノさんはこの頃何を思っていたのでしょうか^^;
まあでも、アンドレアという稀有の元首が直接の上官として上に立つからこそできた作戦だと思います。
船を作るんなら大砲も載せてねとか言われて、「いいですよ」とホイホイ予算を回してくれる元首なんて、そうそういません(笑)
……そして、ピサーニが最初に考えたヴェネツィアの基本戦略、双頭の蛇がここに来て効果を発揮します。
すなわち、カルロ・ゼン。
こういう搦手からのアタックこそが、カルロの十八番。
ジェノヴァもホント、いいところまで行きましたが、このトリオを相手にしていたことが運の尽きでした^^;
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
ひょっとしたら、急造艦隊船であるが故の苦肉の策だったのかも知れませんし……。
そんな急造艦隊だから出来た、新戦術だったのかもしれません。
いずれにせよ、ベネチアは歴史を変えましたね。面白かったです。
作者からの返信
どうせ船を作るなら……という発想は、あったと思います。
あるいは、ヴェットール・ピサーニは以前からそういう構想を持っていて、この機に試験運用をすっ飛ばしてイキナリ本番と行くか、という心理だったかも。
まあともかく、この戦いが初めての「大砲運用で勝利した海戦」となりました。
ヴェネツィアならではの勝利だと思います。
やはり長期の繁栄を維持した国家は、地力がちがう、と思わされました^^;
ありがとうございました。
衝角で突き破るか、白兵戦をするかという戦いに砲撃という発想の転換を強いられたら、そう簡単に対処はできないですよね。
下手な鉄砲も数うちゃ当たる。
現代に通ずる戦訓です。
作者からの返信
追い詰められた獅子、ヴェネツィアがその爪牙を振るった瞬間です。
史上初の艦砲射撃というか、海戦に大砲を持ち込んだ戦いと言われています。
ホントにヴェットール・ピサーニもよくこんなこと思いついたと思います。
あるいは、それを許可するアンドレア・コンタリーニの柔軟さの方が脅威かもしれませんが^^;
そんなわけで、カルロ・ゼンに突撃させつつ、意表を突いた砲撃を食らわせて、ヴェットールはジェノヴァを撃破しました。
まさか敵の提督まで討ち取るとは思ってなかったでしょうけど、やはり数打ちゃ当たるの勝利ですね(笑)
ありがとうございました。
カwルwロwさwんw しょっぱなからなんちゅー喩えかw
いや、もしかしてこれがヴェネツィアンジョーク……?(たぶん違う)
通常の艦隊戦であれば、射石砲を積んだところでお互い動くから当たらない。しかし、片方が動かないかつ至近距離であれば……ということでしょうか。
だとしたって、普通は訓練が必要ですよね……。ぶっつけ本番でやったとしたら練度高いなー^^
そしてドーリア提督ェ……。ヴェットールさんとカルロさんのマッスル・ドッキング(+コンタリーニさん)とか、そんなの耐えられる訳もなく……。合掌。
作者からの返信
このたとえ、実は「銀河英雄伝説」で出て来ていて、そのオマージュです(元ネタは、勝利の女神は下着をちらつかせているとか言って、部下を煽ってました(笑))。
やっぱ艦隊決戦だと、銀英伝ネタやりたくって……^^;
おっしゃるとおり、戦艦に射石砲を搭載していても、お互い動くから有効ではありませんでした。
しかしヴェットールは相手を封じ込めていたので、それなら……と思いついたのでしょう。
ヴェネツィアって、大体、進取的なスタンスなんで、射石砲の訓練もしていたと思います。
そんなわけでドーリア提督は、マッスル・ドッキングで陸軍の隊長共々、葬られてしまいました。
元首がコンタリーニで、ヴェットールとカルロの双璧の提督がいるヴェネツィアを相手に、よく頑張ったと思いますけど……^^;
ありがとうございました。