2 嘘同士の名前でふたり
かしこまりすぎず、ゆるすぎずな流れでエスコートしてくれる。
普通にタメ語で話していた。本当に疑似彼氏って感じ。マッサージが思いのほか早く終わってしまって手持無沙汰にさせてしまったものの、腕枕してもらい、ベッドでごろごろ。
これ、いちばん楽しかったかも。嘘同士の名前をつけた二人が、さも親密そうに当たり障りのない話を続けるシチュエーションはparis matchの曲みたいだと思った。after sixというアルバムが大人曲満載なので、ぜひ聴いてみてほしい。
どうしてこの仕事を始めたのか尋ねると、友達がやっていたから、らしい。実際始めてみると、ちょっとした壁もあったらしいが(ランキング等)、それでも自身の長所を活かして上を目指そうとするのは、どんな仕事にも共通するのだな、と思った。
自分の魅力を高めるためトレーニングも始めたとか。健康的でいじゃないか。
過去に受けたユニークな依頼も話してくれた。
早朝呼ばれて行ったら、動物のお世話を頼まれた。とか、女性がオナニーしているのをただ見ているだけ、とか。十人十色の依頼に都度対応してくのが楽しいらしい。
仕事を楽しんでいる人に来てもらえて良かったな、と思った。
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