気弱な少女と超ポジティブな少女

紫川 雫

貴方との出会い

(((ボコッ (((バキッ

「痛っ…」

「あははっ!何痛がってんの?(笑)」

「このくらい、痛くないでしょ?(笑)」

「(本当に痛いのに…)」

 毎日毎日憂鬱だ…

 クラスメイトから虐められて…

 こんな生活…もう嫌だ…


____

キーンコーンカーンコーン

「はい…じゃあ皆さん席に着いてください。」

ガタッ

全員席に着いたらまずは出席確認をする。

うちのクラスの人数は25人。

多分、普通より少ない気がする…

「……かわ…るかわ…」

「(眠たいなぁ…)」

「春川ぁ!」

「ひゃいっ!?」

クスクスッ

「全く…早く返事をしろといつも言っているだろ?」

「す、すみません…」

先生に怒られるのもいつも通り…

あ、そういえば私の名前言ってなかったかな?

私は春川 悠はるかわ ゆうって言うの。

まぁ…皆からは気弱って言われるんだよね…

(実際そうだけど…)

「……よし、全員居るな。」

あ、出席確認終わった。

いつも通りならここからは10分間の授業準備なはず…

「え〜、今日は皆さんにお知らせがあります。」

たまに、こうやって先生から話がある。

「(この話がまた長いんだよな……)」

さて……今日はどれぐらい長いのだろうか……

「実は、このクラスに新しい子が来ます。」

…………ん?

予想していなかった…まさか、クラスメイトが増えるだなんて……

「(また、いじめっ子私の敵が増えるのか…)」

私は不安だった。だけど……

「入ってきてください。」

私の不安は…その新しいクラスメイトのことを見て、打ち消される…

ガラガラッ

「………………」

「え〜、初めまして!宮下 星那みやした せなって言います!よろしくお願いします!」

……めっちゃ明るい子が来たからだ……

To Be Continued.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る