第16話 生産
「……ん……う、う~ん……」
どこかふわふわとした、心地よい感覚。
自分の身体が、柔らかくてとても感触のいい何かに包まれている、そんな感覚。
それらの感覚に心地よさを感じながら、リンの意識が覚醒を始める。
元々が家事全般を自分でしていることもあり、自ずと朝は早く起きる習慣がついている。
「……ん…んう……あ、あれ?……」
昨夜は、自分がリリムに抱かれ、リムやナイトに寄り添ってもらっていたところまでは覚えている。
だが、そこで意識がなくなってしまった為、その先の記憶がない。
じょじょにそのくりくりとした、大きな目が開いていく。
まどろんだ感覚が残りつつも、その目に移っていく光景。
それは、自分が作り上げた家屋の、寝室の天井。
「……な…なんで…ぼく……ここで…寝てた…の?……」
昨夜の記憶を辿っても、自分からこの寝室に来た記憶はまるでない。
いつの間に、ここで寝ていたんだろう。
とにかく身体を起こそうと思い、動かし始める。
ところが…
「?…なんか…柔らかい?…」
リンの小さな手が、何やら柔らかいものに当たってしまう。
少し握ってみるが、なんだか触り心地のいい丸いもの。
「…ん……」
そうしていると、すぐ耳元で、自分以外の…
甘い吐息を漏らすかのような声が、響いてくる。
「え?……」
ベッドに身体を仰向けに寝かせたままの状態で、リンは声が聞こえた方へと、顔だけ向いてみる。
「すう…すう…」
声のした方へと向いたリンの視界に入ってきたのは…
とても幸せそうな寝顔を惜しげもなく晒し、リンにすぐ触れられるほどの至近距離で心地よさそうに眠る美少女――――リリムの姿だった。
「!!!!!!!~~~~~~~~~~~~~~~」
後に、この時声をあげなかった自分を褒めてあげたい、なんて思ってしまう。
なんてことが頭に浮かんでくるほど、喉から声なき絶叫を上げてしまい…
しかも、自分が手にしていたものの正体が、リリムの豊満な胸だと言うことにも気づき、さらにパニックに陥ってしまう。
慌ててリリムの胸から手を離し、飛びのくように離れようとするのだが…
リリムがリンの身体に、その華奢な細腕を絡ませているため、起きるに起きられない状況になってしまっている。
「~~~~~~~~!!!!!!(な、なんで!?なんでリリムお姉さんが、ここに!?なんでぼくと、一緒に寝てるの!?)」
いつものコミュ障が発動してしまい、完全にパニックになってしまっているリン。
そのリンの身体が自分から少し離れて、それが寂しいと思ったのか…
未だ眠っているはずのリリムの手が、まるで起きているかのように正確にリンの身体を捉え、そのままぎゅうっと、リンの身体を抱きしめてしまう。
「…ん~…リン…ちゃん……えへへ……」
ほんの少しあった隙間がぴったりと埋まってしまい…
リンの身体が、リリムの身体に密着してしまう。
リリムは、リンを抱きしめられたことを寝ながらでも感じ取っているのか…
とても幸せそうな笑顔で、夢の中でもリンにべったりしているようだ。
「!!~~~~~~~~~!!(だ、だめ!!リリムお姉さん、起きて!!ぼ、ぼく!!ぼく!!~~~~~~……)……」
未だ夢の中のリリムにぎゅうっと抱きしめられてしまい、リンはそのコミュ障が最大限まで発動。
とても柔らかい、自分を包み込んでくれるその感覚に盛大に慌て、焦り、どうにかこの状況から抜け出そうとするも…
まるで起きているとしか思えないほど正確にリンの身体の動きを捉え、絶対に離さない、と言わんばかりにリリムがリンのことを離してくれない。
結局リリムに抱きしめられ、思考回路が
そのリンを幸せそうに抱きしめながら、心地よく眠り続けるリリム。
そのしばらく後にリリムは目を覚ますのだが、自分の懐に抱かれているリンが可愛くて頬ずりやでこちゅーまでしてしまい、思う存分に眠ったままのリンを可愛がって、人生で最高の幸福感と共に最高の起床を迎えるのであった。
――――
「…………」
「リ、リンちゃん…そんなに距離取られたら、お姉さん寂しいよ…」
リリムがしばらくリンを可愛がっていたところで、ようやくリンも目を覚ましたのだが…
目を覚ましたと同時に自分を見つめるリリムの美人な顔が超がつくほどの至近距離で視界に入ってしまい、大慌てでリリムから離れて起床し、いつの間にか脱がされていた
リリムもその後を追いかけるように、緑色のパジャマからいつもの私服に着替えると、その足でリンのところに向かったのだが…
食事の準備をしていたリンがリリムが来たことに気づくと、その顔を真っ青にして、無意識のうちにリリムから距離を取ってしまうなど、リンのコミュ障がリリムに対してより悪化してしまうこととなった。
リリムに悪意など微塵もなく、むしろ溢れんばかりの好意しかないのは、リンも一応は分かっていることなのだが、どうしても人と距離を置きたがる性質が働いて、自分の心の内を覗かれるような距離まで踏み込まれることに恐怖すら感じてしまう。
その為、頭では分かっていても身体がどうしても拒絶してしまい…
リリムが自分に近寄ろうとすると、リンはその身体をびくりとさせ、距離を取ろうとしてしまう。
リリムはリリムで、『大好き』と言う想いがもう抑えられないほどに溢れ出てしまっている為、すぐにでもその距離を詰めようとしてしまう。
しかもそれを急激に行なってしまう為、それがかえってリンのコミュ障を悪化させてしまっていることは、リリムもなんとなくではあるが感じ取っている。
ただ、どうしても心が求めてしまう以上、リリムはついついリンと過剰なスキンシップを図ってしまうこととなり…
その結果、リンはパニックを起こして気絶したり、今のように距離を詰めようとした途端に距離を置こうとしてしまう。
「…ご、ごめん、なさい…リ、リリム、お、お姉さん…」
「?リンちゃん?」
「…リリムお姉さん、は、ぜ、ぜ~んぜん、わ、悪く、ない、んです…」
「?え?」
「…ぼ、ぼく…しょ、称号に、ぼ、【ぼっち】ってあって…」
「!え…そ、それってどんな称号なの?」
「…パ、パーティーを、く、組んで、戦おう、とする、と、せ、戦闘力が、な、なくなっちゃったり、ぎ、技能が、つ、使えなく、な、なっちゃったり、す、するん、です…」
「!うそ…そんな…」
「…そ、それだけ、じゃ、じゃなくて…ぼ、ぼくの、コ、コミュ障、が、も、もっと、ひ、ひどく、なっちゃう、んです…」
「そ、そんなのかわいそう!だって、リンちゃんは誰からもすっごく愛されちゃう、とってもいい子なのに!」
リンの持つ称号【ぼっち】の存在を、当のリンから聞かされることとなるリリム。
その効果を聞かされて、リリムの表情がどんどん曇っていき…
思わずぽろりと、涙まで零してしまう。
称号【ぼっち】の効果が、まるでリンに人と触れ合うことを許さない…
まさに呪いのようなものに、リリムには思えてしまう。
本人がそのコミュ障をこじらせてしまうほどに体当たりでリンと接しているリリムからすれば、リンは他に見たことがないと断言できるほど、底抜けに優しく温かく、どんな相手だろうと見下さず、むしろ常に相手のいいところを見てくれる、とても可愛らしい男の子。
その本質を知ることさえできれば、誰からも愛される要素しかないリンが、そんな孤独を強制される呪いのような称号を持っていることが、不憫でならない。
人間だけでなく、リムやナイトのような魔物達にまで、溺愛と言うレベルで愛されているのだから、なおさらリリムは不憫に思ってしまう。
「で、でも、この称号、いいところ、も、あるんで、です…」
「?いいところ?」
「ぼ、ぼくが一人で、た、戦う時は、逆に、戦闘力が、あ、上がるんです」
「!!で、でもそれじゃあ…」
「ぼ、ぼくがひ、一人で戦うこ、ことで、だ、誰も傷つかずに、み、みんなを、ま、護れるから…ぼ、ぼくはこの称号、あってよかった、って、思ってるんです」
「!!も、もお!!リンちゃんったら!!」
【ぼっち】のマイナス効果のみを聞いて、本当にリンのことが不憫だと思っていたリリムに、リンは【ぼっち】のプラス効果のことを説明する。
だが、それを聞いてもリリムには、やはりこの称号は呪いとしか思えない。
集団で戦うと戦闘力が下がり、一部技能が使えなくなる。
一人で戦うなら、逆に戦闘力が上がる。
それでは、たった一人で戦うことを宿命付けられているようで、やはりリリムは【ぼっち】にいい印象を持てない。
しかし、他でもないその称号の持ち主であるリンが、一人で戦うことで誰も傷つかずにみんなを護れるから…
だからこの称号があってよかったと、笑顔で告げてくる。
そんなリンの言葉に、リリムはもう、これでもかと言うほどに奪われてしまっている心をさらにリンに奪われることとなってしまう。
「リンちゃんって、ずるい!!」
「え?…」
「リンちゃんがいい子過ぎて、お姉さんリンちゃんのことめっちゃくちゃ好きになっちゃってるのに!!なのにリンちゃん、もっともっといい子なところ見せてくれるから、お姉さんもっともっとリンちゃんのこと、好きになっちゃうじゃない!!」
「!!そ、それは…あ、ありがとう、ご、ございます?」
「だからリンちゃん!!お姉さんリンちゃんのことい~っぱい愛して、可愛がってあげたいの!!」
「!!あ、あの、そ、それは…」
「今、こうやって二人でいる時とかはいいじゃない!!リンちゃんが作ったこの世界の中にいるんだし!!戦闘力下がっちゃっても何の問題もないし!!」
「ぼ、ぼく、が、た、耐えられなく、なっちゃう、から…」
「気を失ってもいいわ!!耐えきれなくなって眠っちゃったリンちゃんを、いくらでも可愛がってあげるから!!」
「!!あ、あうう……」
ものすごくいいこと言った、という感じのドヤ顔で、リリムはリンにその思いを真っすぐにぶつけていく。
こうなったら、気を失おうがお構いなしにリンのことをとろけるまで愛して、可愛がってあげないと我慢できない、というところまで来てしまっているリリムのリンへの愛情。
コミュ障な上に【ぼっち】の称号持ちなリンは、そんなリリムの真っすぐな愛情表現に顔がすぐに熱を帯びてしまい、恥ずかしさで心がいっぱいになってしまう。
こうして、リンはこの生活空間の中にいる間は、リリムと二人でいる時は常にリリムがそばにいること、リリムに目いっぱい愛されること、そして毎晩リリムと同じベッドでリリムと一緒に寝ることを、強制的に義務付けられることと、なってしまうのであった。
――――
(マスター!こんなかんじでいい?)
(うん!すごくいい土になってる!)
(えへへ♪マスターがほめてくれたから、ぼくもっとがんばる!)
リリムの止めどなく溢れてくる愛情から来る可愛がりを、どうにかかわしつつ…
リンは自宅を出て、やりたいことを進めていこうと動き始める。
リムが今、リンにお願いされてしているのは、畑を作るための耕起の作業。
リムが持つ技能である【摂取】と【抽出】を交互に使って、肥料をたっぷり含んだ土に変質させながら、土を耕していっている。
自身の体に面している部分からなら【摂取】と【抽出】が使えるので、リムはその体を一辺3㎡ほどの正方形上に広げ、その状態で体に面した土を耕していっている。
一度に3㎡ずつ耕すことができるのでペースも早く、しかも一面辺りの作業自体が早いので、畑となる土地の耕起が相当なスピードで行われている。
ひとまずは、3㎡を縦横それぞれ3ブロックずつの9㎡を一区画とし、お試しに植えていく野菜や果物ごとに切り分け、六区画を耕起する。
とりあえずこの六区画で試して農業をしていき、ちゃんと栽培から収穫までこなせたら、もっと区画を増やしたり、区画辺りの面積を拡張していく予定だ。
そして、リンはリムが耕してくれたところから、元々所持していた野菜や果物の種を試しに植えることにする。
植えていくのは、ジャガイモ、ニンジン、ピーマン、トマト、モモ、ブドウの六種類。
それらを、一区画ごとに種類別に植えていく。
生産系技能の【農業】を持っているので、種を植えていく速度も速く、手際よく作業を進めていっている。
リンの身体能力が高いこともあり、ものの数十分程度で、全六区画にそれぞれ六種類、植えることができた。
「ああ~…農業してるリンちゃん、すごく楽しそう…可愛い♡」
(リム殿が土を上質なものに変質させていき、その土に主が種まきを…なんという見事な連携作業!主もリム殿も手際いい作業ぶりで、見ていて惚れ惚れ致します!)
ちなみに、一連の作業でできることのなかったナイトと、生産系技能がなく農業の経験もないリリムは見学組となっていた。
(うん!とりあえずこんな感じかな?)
(できたね!マスター!)
(リムがすっごく手際よく耕起の作業してくれたから、すっごくはかどったよ!ありがとう!)
(えへへ~!マスターにほめられた!でもマスターもたねうえてくのすっごくはやかったよ!)
(ありがとう!リム!)
この日の作業の締めとして、リンとリムで協力して、できたばかりの畑に【水】魔法で水量を調節しながらの水やりをし、完了とした。
「…う~ん」
(?マスター?どうしたの?)
(?どうか、されましたか?主?)
「?どうしたの?リンちゃん?」
一通りの農作業が完了し、リリム、リム、ナイトが喜びを露わにしている中、リンは一人で難しい顔をしながら、考えに耽っている。
そんなリンを見て他の一人と二匹が声をかけてみるが、リンはよほど深く考えに集中しているのか、声に対する反応が返ってこない。
「(【空間・生活】のこの世界…見渡す限り何もないけど…例えばぼくの家の裏手辺りに、岩塩を調達するための岩山とか、配置できたりするのかな?)」
現在、リンは己の技能である【空間・生活】についての考察をしており、今ちょうど思いついた、岩塩調達のための岩山を自分の思い通りの配置できるかを試そうとしている。
配置する位置は、自宅の裏手から十数mほど離れたところ。
大きさは、数百mクラスの小さな山。
木々はほどほどに、草は生い茂っていて、上層から水が湧き出て、小川が流れている。
そして、銅や鉄、ミスリルといった鉱物を含んでおり、それらを採掘が可能。
そんな、自然の恵みに満ちている山を、リンはその想像力を活かして明確に形作っていく。
「(あ…なんだかできそう…)」
すると、【空間・生活】の技能で、この生活空間を
画面はこの空間のマップが表示されており、北の方角を上に中心がリンのいる現在位置を示している。
リンの建てた家や、今耕したばかりの畑も、マップに表示されている。
そして、マップによると家の東側に畑があり、裏手は北側になるので、リンは家の北側約20mほどの位置に、自分が想像した山のイメージを配置。
そして、そこに魔力を注いでいく。
鋳造の金型に、じょじょに溶けた鉄を注いでいくような感覚で。
「!!??な、なになに!!??」
(わ、わ、じ、じしん!?)
(こ、これは!い、一体何が起こっている!?)
リンが技能で、自身のイメージした山を形作るように魔力を注いでいったその瞬間。
この生活空間全体を揺らす地震が、起こり始める。
急に起こった地震にリリム、リム、ナイトは当然ながら驚きを隠せない。
しかし、リンはその地震にもまるで動じることもなく、【空間・生活】による作業をそのまま継続していく。
「(わ~…結構魔力使うな~…これ)」
宮廷魔導士でも遠く及ばないほどの総量を誇るリンの魔力が、かなりの勢いで減っていってるのを、リンは体感で感じている。
今の時点で、すでにリンの総魔力の1/4がなくなっている。
「!!あ、あれ!!あれ、なんなの!?」
(!!な、なにあれなにあれ!?)
(わ、我には、地面から何かが生えてきてるように見えるのですが!?)
リンの家の裏手の方に、地面から何かが飛び出してきているのが見えてきて、リリム達はまたしても驚愕に陥ってしまう。
よく見ると、小さい山のようなものがにょっきりと頭を出しているようで…
それが、どんどん大きくなっていっているのが、一人と二匹の目に飛び込んでくる。
「(よし…もうちょっと。もう少し魔力を注げば、形ができあがる)」
リンは自身の脳内で模った山のイメージに魔力を注ぎ、どんどん形を作っていく。
リンの総魔力の1/3がなくなり、そこからさらに減っていく。
そして、リンの総魔力の半分がなくなったところで、山のイメージへの肉付けが、完了する。
その肉付け作業が完了すると同時に、あれほどまでに揺れていた地面がピタリとその鳴動を止め…
ふと、家の裏手の方を見ると、リンが想像していたのと全く同じ姿の山が、雄々しく聳え立っていた。
「え?え?や、山?」
(わ!わ!やまだ!やまがいきなりでてきちゃった!)
(こ、これは!?い、一体何が!?)
突然地震が起こったかと思えば、山のような何かが地面からどんどん生えてきて…
地震が止んだと思ったら、大きな山が地面から生えてきた。
そんな摩訶不思議な現象を目の当たりにして、リリムは混乱してしまい…
リムは幼い子供のようにはしゃぎ…
ナイトはあまりの出来事にわなわなと震えている。
「わ~…試してみたら、できちゃった」
この現象を引き起こした犯人であるリンは、自分が想像していた通りの山が実際にこの空間にできたことで、驚きつつも喜びの表情が浮かんでいる。
「ちょ、ちょっとリンちゃん!これもしかして、リンちゃんがやったの!?」
リンが自分で作り上げた山を見て喜んでいるその姿。
それを見て、リリムはこれはリンがやったのかと、問いかけてくる。
「は、はい…この生活、く、空間って、ぼ、ぼくが作った、空間、だから、もしかしたら、ぼ、ぼくが、山とかも、つ、作れるのかな、って、思って…」
「それで試してみたら、できたってこと!?」
「は、はい」
それはもはや神の領域の出来事なのでは!!
自分の問いかけに答えてくれたリンの言葉を聞いて、リリムは急に力が抜けたのか…
その場にぺたんと腰を下ろしてしまう。
「あ!リ、リリムお姉さん!だ、大丈夫、で、ですか!?」
「あ、う、うん…大丈夫、なんだけど…」
「?」
「(う、うそでしょこんなの!?え?自分の好き勝手出来る空間持ちってだけじゃなくて、思うように山とかも作れるってなにこれ!?)」
リリムは、またしても目の当たりにしてしまったリンの規格外さに、驚きで頭がいっぱいになってしまう。
そして、またしても隠し通さなければならないことが増えてしまったという事実に、がっくりと力が抜けてしまう。
(マスター!マスターって、やまもうみだせるんだね!すごい!さすがぼくのマスター!)
(この山は、主の力で生み出されたのですね!ああ、なんというお力!我の主は、どこまで凄ければ気が済むでしょうか!我はそんな主にお仕えできて、誠に幸せでございます!)
(あ、あはは…ありがとう)
この空間に山を生み出すという、想像もできないようなことを成し遂げたリンに、リムとナイトは大はしゃぎしながら称賛の嵐を贈る。
そんな二匹の言葉に、リンは照れくさくて頬を染めながらも、感謝の言葉を贈る。
そんな一人と二匹の微笑ましい主従関係を見て、あわわと驚き続けていたリリムの顔に、優し気な笑顔が浮かんでくるので、あった。
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