第2話 なんのために生きているのか

お前が私を盲目にするから、なんのために生きているか分からなくなった。私は人と触れ合いたいのに、人の粗ばかりに目が行って全然面白くない。ただ耐えて、自分を無くせばよいのか。あまりにも残酷すぎる。



欲しい物は何もない、ただ優しい触れ合いが欲しい。もう人生に疲れた私は、理解者がいるのだ。だが、私はいい大人だから人を理解しなければいけない。あまり気が進まない私は、お前と同属の生き物なのだろうか。



分かって欲しいと駄々をこねるのはガキだと思っている。ただ、生きるのが辛いということを分かち合いたい。お前は、私に邪悪な心を植え付け、分かち合いを妨げる。なんて醜悪な私にしてくれたことか。

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