冒険者になるのです×3のおまけ

みれにあむ

作品紹介 冒険者になるのです冒険者になるのです私は冒険者になって自由に生きていくのです。 

ゲーム風異世界で、冒険者希望の少女が、自覚無し私TUEEEE!をするお話です。……です? 作品の方向性がずれていくのはいつものことですね!


「魔の森の一角に、黒くわだかまる影五つ。

『ワレは一の毛虫ケムーラ』

『ワレは二の毛虫ケムーリ』

『ワレは三の毛虫ケムール』

『ワレは四の毛虫ケムレバ』

『ワレは五の毛虫ケムロー』

『『『『『我ら毛虫五人衆。今こそ愚かなる人族に鉄槌を下す時!』』』』』

 その行く手を遮り現れたる影一つ。

『おっと、ここから先は行かせませんよ?』

 ズザっと毛虫達が足を止めます。

『『『『『オノレ、何奴!!』』』』』

『毛虫に語る名など無し』

 腰の短刀に手を遣った影が姿を掻き消した次の瞬間、一の毛虫ケムーラの前に忽然と現れたかと思うと、短刀を振り抜きながら五体の毛虫の前を奔り抜けます。

『『『『『グギャーーーーっっっ!!!』』』』』

 毛虫五体の首が飛び、弾け飛んだ胴体が小山を為したその上にぼとりと落ちました。

『ふふふふふ……私こそは必殺の毛虫殺し人ディジーリア。今宵も漆黒の【妖刀】毛虫殺しがケム血に逸って大暴れ……なのですよ、ふふふふふ……』

 短刀を払い、腰に納めた影が去ったその後は、静寂が広がるのみなのです。

 毛虫殺し人ディジーリアの後ろに毛虫無し。全ての毛虫は【妖刀】毛虫殺しの露と消えるのですよ!」

「……………………ディジー、何それ?」

「毛虫殺しディジーリア黎明編ですよ? む、ディナ姉も出演希望ですか。酒場のお色気お姉さんでどうでしょう?」

「や~~め~~て~~!!」


 そんな話? です?

 ではでは、お楽しみ頂けましたら幸いです♪

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