第六作 別詩 欲
この口唇が
欲しいですか
この口唇に
触れたいですか
誰にだって
差し出しましょう
所詮は皮膚の
重なり合い
それでも
この口唇の
出づる言葉は
含める温度は
激しい欲望
黄色の願望
目に映る赤
秘めた静けさ
私が認める
貴方の全て
私が焦れる
貴方の口唇
貴方が欲して
貴方が噛んで
貴方の指先で
貴方の口唇で
そして貴方を
全て食べたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます