少年は戦車におかしを詰めた

黒潮旗魚

エピローグ

「戦争なんてなければいいのに...」

こんなことは誰だって考えたことがあるはずだ。しかし現代社会はそのほとんどが戦争を見たことがない者たちが学校やらテレビやらで見たことでなんとなく思う程度のことだろう。一瞬そんなことを考えて次の日には忘れていることがほとんどである。

しかし戦争に巻き込まれたもの達はどうだろうか。戦争なんてなければいい。そう考えるのは当たり前だが、逆にそんなことを考えている暇はない。そんな甘い考えをしている間にもう命は無いだろう。戦争とは人としての考えを一瞬で変え人生を狂わせる、まさに見えない悪魔である。

この話は戦争という悪魔に心を乗っ取られた人間たちを救い出そうとする1人の少年の話である。

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