すきあり!

大学の授業も終わったしもう帰ろうかな。

そう思いながら大学の門を出たとき…


ただし!」


ふと後ろから声をかけられた。その声の主は…派留美はるみだった。


「わぁ!派留じゃん!」


派留美は隣に並んで歩く。


「もう授業終わったの?」


「うん!派留は?」


「私もさっき終わったよ。帰る?」


「うん。帰ろうか~」


2人で並んで歩いて帰る。派留美は身長が低いから、いつも8センチくらいのピンヒールを履いている。


「派留、足痛くなんないの?」


「慣れた」


「無理しなくてもいいのに~」


「違うよ。ただの私の趣味!」


ムスッと怒って俺を睨んだ。そして前を向き


「ふんっ」


と言った。それからなにやらぶつぶつと言っていた。無理というキーワードが気に障ったみたい。派留美のご機嫌を取るには…これだな。

派留美の方を向き


「派留!」


「何よ!」


派留美がこっちを向いた瞬間、キスした。


「…え!ちょっと!何してんのよ!」


「え?隙だらけだったから~?」


「…ばーか!」


派留は照れながらも笑っていた。

よかったよかった~

機嫌よくなったー

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