第10話 真実から目を背け続けた彼らは
ダンスタイムが始まった。もちろん一番最初に踊るのはオズワルドとアイリーン。美男美女の二人が踊る姿はそれは美しく、思わずうっとりとしてしまうほどだ。シャンデリアの輝きだけではない、きらきらとしたものが見えるのはスザンナだけではないだろう。
「素敵ですわね」
「これのあとだとやりにくいな」
「何を弱気なことを。あなたも見た目だけは素敵な男性に違いないのだから、胸を張りなさい」
「お褒めに預かり光栄です、お嬢様。――お前も充分、綺麗だよ。新しい婚約者に負けないくらいに、な」
えっ、と。その声は、音にはならず。ただ顔だけが真っ赤に染まり、鼓動がうるさく鳴った。
冗談なのかもしれない。緊張を解すための、軽口であるのかもしれない。
だけれど、彼から「綺麗」と。自分に向けて紡がれた言葉が嬉しくて、落ち着かない心持ちになる。
オズワルドたちのダンスが終わって、招待客の何組かがダンスを踊るべくホールに出てくる。ハロルドはちらりと横目にスザンナを見て、尋ねた。
「行かないのか」
「! え、えぇ、行きますわ、行きましょう!」
上擦った声でそう答えたスザンナは、幾分か大股でフロアの開けた場所へと進む。それからハロルドと向き合って、手を合わせ、片手を肩へと添える。ハロルドの手はスザンナの腰に回されて、距離が縮まった。視線を上げると、鮮やかな赤い瞳に、赤い顔をした自分の姿が映る。
「ーーどうした、スー。まさか、緊張してるのか?」
「まっ! まさか、緊張なんて!」
めいっぱいに動揺した様子のスザンナに、ハロルドは喉を鳴らして笑った。手をぎゅっと握り直し、腰をしっかりと支えて瞳を細めるとスザンナの瞳を覗き込むように見やり言った。
「楽しもうぜ、スー」
こんな機会は、二度とないかもしれないから……とは、口に出さずに。ハロルドが楽しげな音で言葉を紡ぐと、スザンナも表情を緩ませ、身体から力を抜いた。
「えぇ、そうですわね。せっかく練習したんですもの」
音楽が流れ始める。スザンナにはハロルドだけ、ハロルドにはスザンナだけが見える世界に変わる。
部屋で、庭で、何度も練習したステップ。身長差のある二人であるが、ハロルドがうまくスザンナの身体を持ち上げて踊るため少しの違和感もない。彼らは誰よりも軽やかで、誰よりも活き活きとして――そして誰よりも、楽しそうに踊っていた。
「まぁ、なんて素敵」
「私にもあんな素敵なパートナーが居てくれたら」
「従者だとしても、あれだけ素敵なら……」
そんな噂話も、二人の耳には聞こえてこない。楽しくて嬉しくて、仕方がなかった。
「ねぇ、……ねぇ、ハル」
「何だ?」
「わたくし、今、とても楽しいの。胸がどきどきして、堪らない心地よ」
「……あぁ、そりゃあ、良かった」
「ねぇ、あなたはどうかしら。わたくしと同じように感じていると嬉しいわ。こんな楽しい気持ちを分かち合いたいの」
きらきら、エメラルド・アイを揺らして見上げてくるスザンナに、ハロルドは胸がきつく締め付けられるのを感じた。
可愛らしいと思う。愛おしいと思う。このまま抱きしめて、口づけたいとも。
だけれど、それは。
それは、許されない。
「――あぁ、俺も、な……楽しいよ、スー。楽しくて、……どうにか、なりそうだ」
目の前のひとを、想うあまりに。
ハロルドからの返事に、また嬉しそうに笑ったスザンナを見て。ハロルドが出来るのは、今この場所で彼女とダンスを踊ることだけ。
どれだけ想いが込み上げても、それ以上のことを求めることは出来ない。
(俺が悪魔で……お前に相応しくない過去を持つ男だから)
曲が終わり、二人の身体に距離が出来る。ハロルドはスザンナの手をとり、甲に口づけを落とした。
スザンナも淑女らしく礼をして、ハロルドに微笑みを向ける。
夢のような時間だった。覚めたら終わる夢。夢であったことに絶望するほどには、幸福な夢、であった。
スザンナの後ろを見れば、彼女にダンスを申し込みたいのであろう令息たちがそわそわと様子を伺っている。ハロルドはふ、と息を漏らし、スザンナの手を離して言った。
「さぁ、お嬢様。今なら選び放題だ」
「え?」
いつか母親が言っていた言葉と同じだと、スザンナは頭の片隅で思う。
「と言っても婚約者がいる奴らばっかりだろうが……ま、これも貴族令嬢の務めだ」
「ハル、わたくしは」
「俺ぁあっちで、クソオーナーと一緒にいる。きつそうだったら迎えに行ってやるよ」
何か言いたげにしているスザンナの肩を押して、令息たちの方へ促す。すぐに一人の男性が前に出て、スザンナにダンスを申し込んだ。
スザンナはすぐに「貴族令嬢」の顔で、対応する。すぐそのあとから僕も私もと声がかかり、スザンナは顔には出さずに内心戸惑った。ハロルドに助けを求めようにも、彼は傍を離れて行ってしまった。まるで逃げるような速さで。
(もう一度、一緒に踊りたかったのに)
楽しくて嬉しくて、夢心地だった。だから二曲目も彼と踊りたいと思っていた。
だけれどハロルドは、もう充分だろと言わんばかりに背を向けて。楽しかったのは自分だけであったのかと、胸が痛む。
もう何度も、こんなふうに突き放されているような気がする。急に子ども扱いしたり、執事のふりをしたり。
(わたくしが、子どもだから? ハロルドはわたくしの気持ちを知っていて、それで……)
彼にとっては迷惑な感情だったのだろうか。彼に向ける特別な感情は、持ってはいけないものだったのか。
目の前で手を差し出す令息は何人もいる。誰の手をとるべきなのか。誰の手を取りたいのか。そんなものは決まっている。
「アリンガム嬢」
スザンナははっと顔を上げて、声のした方へ顔を向ける。そこにはオズワルドがおり、令息たちはすぐに手を引っ込めてオズワルドに向かって礼をした。
「王子殿下、」
「良ければ、僕と踊ってくれないだろうか。アイリーンに二番目は絶対きみにしろと言われてね」
「まぁ。もちろん、お受けしますわ」
アイリーンの方へ視線を向ければ、彼女はレオンツィオと踊っている。一瞬だけ目があった彼女は、ぱちりとウィンクして見せた。
オズワルドの手を取り、ダンスを始める。
「……きみが困っているようだから、助けるようにと」
「え?」
「実際アイリーンに言われた言葉。沢山の令息がきみとの縁を求めていたようだけど……きみの執事はどうしたんだい?」
ハロルドのことを問われ、スザンナの表情が暗くなる。オズワルドがちらりと視線を動かすと、ハロルドはファータ・フィオーレのマダム・ミネルヴィーノ――ニナと、共にいた。視線はしっかり、スザンナの方へ向けて。
「もう自分の役目は果たしたとばかりに、逃げられましたわ」
「それであの中に放り込まれたのだとしたら、酷い話だ」
「えぇ、本当に! ……王子殿下から見てもわたくしは、幼い子どもなのでしょうか?」
その問いかけの意図をすぐに察して、オズワルドは首を振る。しっかりとスザンナをリードしつつ、言葉を紡いだ。
「きみはもう、立派なレディだよ。あの令息たちの中には、きみの家との縁ではなく、きみとの縁を望むものも多いだろう。それくらい魅力的で、素晴らしい女性だ」
「まぁ。婚約解消されてますけれど?」
「はは。それを言われると痛いな。……アリンガム嬢。実はあの手紙に、書かなかったことがある。僕はきみが優しいから、家族や僕を優先してしまうと綴った。だけれどそれより……それより何より、きみはきっと」
彼を、ハロルドを選ぶだろうと思ったんだ。
どくん、と、スザンナの鼓動が強く鳴る。
オズワルドは言葉を続けた。
「僕の婚約者だからと、きみはずっと気付かないふりをしていたのかもしれない。でも僕は、きみたち二人をずっと見てきたからわかるんだ。きみたちの絆は、ただの主と従者じゃない。きみは彼のためなら、簡単に国を捨てられる。それくらいきみは、彼を想っているんだよ」
はっきりと言葉にされて、スザンナは動揺を隠せない。
特別な感情であることは理解していた。好意だというのもわかっていた。
だけれど「それ」を認めてしまうことが怖くて。彼にとって「それ」が、迷惑なものではないかと思って。
曖昧なままでいれば、拒絶されてしまったときのダメージも少ないだろうと、無意識に思っていた。
「今日きみが、彼をパートナーとして連れてきたことでそれは確信に変わった。きみにとって彼は、何よりも大切な存在なんだ。――そうだろう?」
瞳を揺らして、オズワルドを見上げる。優しい表情をしていた。責めているわけではなく、スザンナの答えを導き出そうとしている。
「この想いは……間違っていますの?」
「そんなことはない。どうしてそう思う?」
「だってハルは、……わたくしのこの想いを、望んでいないように思えますの。彼にとってわたくしはいつまでも子どもだから……いつも、はぐらかすのです」
ステップを踏みながらオズワルドは、思わず笑った。
望んでいないはずがない。スザンナの想いを求めていない男が、あんな、わかりやすい嫉妬の眼差しを向けるわけがないのだ。
「恋をすると人は臆病になると言うけれど、本当にそうなんだね。きみらしくもない、そんな弱気なことを言うなんて」
「……わたくしらしく、ない?」
「ハロルドの想いは大切だと思う。けれどそれよりまずは、きみの想いだ。彼をどうしたいのか、彼とどうなりたいのか。一度伝えてみるのはどうだろう。これは僕の憶測だけれど、彼はもしかしたらきみのためを想ってはぐらかし続けているのかもしれない。きみを見る彼の目はいつも、眩しいものを見ているようだった」
その眼差しを、スザンナは知っている。
瞳を細めて、笑みを浮かべて……どこか寂しそうな色を見せて。いつからか頻繁に見るようになったその表情に、スザンナの心が何度締め付けられたかわからない。
「……なんて、ごめんね。お節介なことを言った。少し、きみたちの様子が気になってしまって」
「いいえ……いいえ! わたくし、考え方を改めますわ。そうですわよ、わたくし今までずっと、ハルの行動に勝手に悲しくなったり寂しくなったりしていましたわ。でもわたくしは想いを告げていないし、ハルからの気持ちも聞いていません。王子殿下の言う通り、怖かったのだと思います」
オズワルドの瞳が、優しげに細められる。うん、と頷いて、ダンスの最後のポーズをとった。
互いに向かい合わせに礼をして、顔を上げたスザンナの表情はすっきりとしていた。
「ありがとうございます、王子殿下。わたくしはわたくしの道を選んで進むことにしますわ」
婚約解消となってから、目的を見失っていた。今も将来どうするか、何をするかという具体的なものは何も決まっていないけれど。
ひとつだけ、はっきりしていることがある。
らしくなったスザンナに、オズワルドは満足げに頷いて言った。
「結婚式には招待してくれるかい?」
「き! 気が早すぎますわ、殿下!」
顔を真赤にして慌てふためく様を、やはりハロルドは、遠くでじっと見つめていた。
*****
「そんな顔して王子殿下を睨みつけるくらいなら、二曲目もレディ・アリンガムと踊ってたら良かったじゃない」
アイリーンとのダンスを終えたレオンツィオが、ハロルドの傍へとやってきた。ニナはアイリーンと、ファッションの話に花を咲かせている。
「そうは行かねぇだろうが。従者とずっと踊り続けるとか……」
公爵家の外聞などどうでもいい――スザンナのエスコートを受けるときに、そんなふうに言ったというのに。自分の言葉の矛盾に呆れて、ハロルドは深くため息をついた。
「王子殿下に対して嫉妬の視線を向け続ける従者の方がどうかしてるわ。踊っている最中にあんな切なそうな顔して、愛しくて堪らないって眼差しでレディ・アリンガムを見ていたくせに」
ハロルドはチッ、と舌打ちする。反論できない自覚があった。
「レディ・アリンガムの顔だって、あんな近くで見ていたでしょう? ……わからないわけないわよね?」
「何が」
「呆れた! ここまで来て言い逃れする気?」
レオンツィオの言いたいことはわかっていた。
自分とダンスを踊っているときの、スザンナの表情。瞳から、声から、全身から。泣きそうなほどの愛が、溢れていた。
『わたくし、今、とても楽しいの。胸がどきどきして、堪らない心地よ』
『ねぇ、あなたはどうかしら。わたくしと同じように感じていると嬉しいわ。こんな楽しい気持ちを分かち合いたいの』
エメラルド・アイをきらきらと輝かせて。うっとりと、恍惚とした顔で。
ハロルドは口元に手を当てて、小さく咳払いをした。
「お節介も大概にしろよ」
「お生憎様、アタシと出会ったのがあんたの運の尽きね。……アタシはね、あんたが本気で嫌がってるならこんなに突っ込んだこと言わないわよ。でもそうじゃないでしょう。口では文句を言いながらあんたは、一歩を踏み出すタイミングを伺ってる」
駄目だ駄目だと思いながら、どうしても切り捨てることが出来ない感情。
本当に駄目だと思っているのなら、とっとと突き放せばいいのに、それが出来ない。必死に言い訳を探している。
触れても許される、言い訳。
彼女を見つめ続ける、言い訳。
気付かないふりをし続ける、言い訳。
レオンツィオやチェスターは、ハロルドの背を押す。いい加減にしろと、早く心を決めろと急かす。
だけれどハロルドは一歩を踏み出せない。
自分が手を出していい相手じゃないと思って。自分が触れたら彼女を汚してしまうと考えて。
愛し、愛されることが出来たら解ける呪い。自分が一歩を踏み出せば、スザンナにただ一言伝えれば、この呪いを解くことが叶うのかもしれない。
だが、それが許されるのか。
散々女遊びをした挙げ句、女から呪いを受けて悪魔と化した自分が、彼女に愛されることなど。
美しく尊い存在であるスザンナと汚れた自分とでは、余りに釣り合わないのではないか。
「俺の過去を知って、それでもスーが同じ感情を抱いていられるとは思えない」
「ふぅん。その過去の話は彼女にはしたの?」
「……いや」
「話したら嫌われるかもしれないって思ってるわけね。それだけあの子のこと想ってるなら、もうやるべきことは一つじゃない」
フロアに視線を向ければ、スザンナはまた別の令息と踊っていた。ハロルドの眉間には微かにシワが寄っている。
「全部話して、ぶつかりなさいよ。それで駄目だったら潔く身を引く。諦められなかったら、もう一度努力する。何もしないで想いだけ拗らせてウジウジしてるのが一番かっこ悪いわ」
レオンツィオはそう言うと、視線をつい、と動かしてアイリーンと談笑しているニナに視線を向ける。
「愛しいと思ったら、なりふり構ってられないじゃない? 自分ではない誰かのものになったら、って思うだけで、嫉妬で狂いそうになる。今だってあんた、レディと踊ってる相手のこと視線で殺しそうなくらいなのに。――レディが他の誰かを愛したらあんた、それこそ本物の悪魔になるんじゃない?」
もうとっくに悪魔だが。とは、口には出さず。ただレオンツィオの言葉に、ふん、と鼻で笑うだけだった。
そうしてレオンツィオから離れて、スザンナの方へ歩いて行く。スザンナはハロルドの姿を見ると、嬉しそうな笑顔を見せた。
「遅くてよ、ハル! もうへとへとですわ!」
「悪い。何か飲むか?」
ついでに甘いものも欲しいわ、と深まる笑みに、ハロルドははっきりとした胸の痛みを覚える。
何人もの女を抱いてきた。愛もなく、ただ自分の欲求を満たすためだけに。好きだと言われても愛してると囁かれても、その言葉に嘲笑するだけだった。
だけれど。
今ならはっきりとわかる。
これが「そう」だと。……人を愛する感情、なのだと。
彼女が大人になるにつれて、想いは徐々に形を変えた。
触れる指先に想いが籠もるようになった。見つめる眼差しに隠せない感情が滲むようになった。
皇太子の婚約者としてはりきる姿が面白くなかった。二人でダンスを踊る姿に、悪態をついた。
名前を呼ばれる度に、きらきらと輝くエメラルド・アイを向けられる度に、胸は甘く締め付けられて。それだけ触れたいと思うようになった。その目に映るのが自分だけであればいいのに、と考えるようになった。
けれどそれに、気付かないふりをした。
気付かないふりをしていなければならないと思った。
スザンナは、余りに眩しかった。両親に愛され、弟に愛され、淑女として公爵令嬢として、彼女は素晴らしい女性だった。
彼女への想いが膨らむにつれて、自分がどれだけ汚れた存在であるのか思い知らされる。
釣り合わない。彼女にとって自分は不釣り合いな存在だ。実際彼女は自分といることで、不当な扱いを受けることがある。悪魔憑きだと噂され、嫌悪の眼差しを向けられて。それは彼女に向けていいものではないというのに。
離れる機会は何度もあった。卑怯だと言われようが、約束など知らないふりをして消えてしまうことも出来た。
けれど、そうしたら。
そうしたら二度と、スザンナに会うことは出来なくなる。彼女に呼ばれることがなくなってしまう。
息が詰まった。胸が千切れそうに痛んだ。彼女から離れることを想像した、ただそれだけで。死んでしまうのではと思うほどの痛みを、感じていた。
スザンナから向けられる、はっきりとした好意。
彼女もまた、踏み込むことを恐れているような素振りを見せていた。
恐らく彼女も、――自惚れたことを言うのなら。そうしてしまうことで、ハロルドに拒絶されてしまうのではと思ったのだろう。
その好意に心地よさと、堪らない幸福を感じながらもハロルドは、はぐらかすことしか出来なかった。スザンナの想いを受け入れるには、自分の想いを告げるにはまず、過去の事実を伝えなければならない。
……それこそ。
それこそ、スザンナの心が離れて行ってしまうのではないかと、ハロルドの胸にあるのは恐怖だった。
もう今さら、失うことが出来ない。
彼女という存在を、手放せない。
それが、本気でひとを愛すると言うことなのだと、彼は長い人生の中で初めて知った。
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