学びの欲求
「私はなにをすればいいの?」
そうパーク職員に問いただした。
「好きなことをすればいいよ」
そう返ってきた。
生まれたばかりの私には疑問はあっても好きなことはなかった。
唯一好きなことはこの大空を飛ぶことだ。
でも飛んでいける範囲は決まっている。
なんでなんだろう。
「私はなにをすればいいの?」
そうフレンズに問いただした。
「みんなと遊べばいいよ!」
そう返ってきた。
遊ぶのは確かに楽しい。
でもなぜか心のどこかは満たされない。
なんでなんだろう。
「私はなにをすればいいの?」
そう問いただした。
「…」
沈黙が返ってきた。
私が近づくと大空へ逃げていった。
でも元は同じ者同士だったのに。
なんでなんだろう。
「なら私と来ますか?」
ふと背後から声がした。
「お前には”学びたいという欲求”があるのです。私と同じなのです」
「あなたと…同じ…」
「そうなのです。そこで提案なのです。私の”助手”にならないですか?」
「助…手…?」
「お前と私、我々が組めばさいきょーなのです」
この世界にはまわ私が知らない世界がある。
それを知りたい。
だから私は…我々として、助手として知識を増やしていくのです。
底付きない、学びの欲求に答えて。
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