第18話・ やっぱり、ドロボウの本質は自分を客観的に見ないで、人を利用しようとしか考えていない

 母親の話しだと、うちのクソ親父は近所から野菜をよくもらってくるという。

 だが、よくよく話しを聞いてみると畑で作業している人に「〇〇(野菜の名前)くれ」と相手の気持ちを一切考えずに一方的に言って、もらってくるらしい。


 善意で野菜をくれるならともかく、ご近所で「くれ」と言われて断ることはなかなかできない。

 その人間の心理を悪い意味で学習して「言えばくれるんだ」と、利用するのはドロボウの本質。


 おそらく、近所の人からは良くは思われていないだろう。

 半ば強引にもらってきた野菜を「畑の人がくれた」と断言する呆れた神経は、性根からのドロボウ精神

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る