気になる言葉 ウェブ小説での誤字・誤用を中心に
@sii_takasi
1.要件――それは「用件」では?
・用件
しなくてはならない仕事。また、伝えなくてはならない事柄。
・要件
①大切な用事。
②必要な条件。
(『明鏡国語辞典』第2版より)
ウェブ小説を読んでいると、「用件」と書くべきところを「要件」と書いてある例が実に多いのですね。どこかの変換ソフトで「ようけん」と入力したら第1選択に「要件」と出てくるのかと思うぐらい。
「要件」なんて言葉の出番って、私にはシステム開発の「要件定義」とか、犯罪行為の「構成要件」ぐらいしか思いつかないんですが。
・「用事」と言い換えられるなら「用件」。
・「条件」と言い換えられるなら「要件」。
と覚えると良いと思います。
ただし、「要件」には「大切な用事」という意味もあるので、
――
書類の山に埋もれた王はとうとう癇癪を起こした。
「要件のみ報告しろ! あとは宰相に任せる!」
――
みたいな使い方はありますが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます