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 君を忘れることは、生涯できないだろう。

 君はずっと、僕の心の中で生き続けるだろう。

 精一杯生きるから。

 寿命を全うして君の所に逝くまで、気長に待っていてくれますか?

『いいよ』

 そんな君の声が、聞こえた気がした。




 僕は自分の、しわくちゃになった手を見つめた。

 永い間、待たせてごめんね。もう、逝くから。

『ありがとう』

『お疲れさまでした』

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