3月24日

 久しぶりにこの日記を開いた。

 君との思い出を書き綴って残したいと思う反面、日記で日を追うごとに君の死が近づいてくる気がして、なかなか書こうと思えなかったんだ。

 1年。去年の7月に君は余命1年だといった。あと四か月くらいか。ああ、ほんとにあっというまだなあ。


 今日は修了式があったんだ。

 もうすぐ高校2年生か……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る