12月10日

 街はクリスマス一色。

 イルミネーションの街並みをテレビで見たのか「テレビ越しじゃなくてこの目で見れたらいいのに」なんて君は拗ねていた。

 だから君の病室に小さなサイズのクリスマスツリーを飾った。

「病院でもクリスマスが味わえるなんて!」って、君ははしゃいでいたね。

 それから、「寒い中、毎日来てくれてありがとう」なんて言われて。

 照れくさくなって、素っ気ない態度になっちゃった。


 クリスマス、楽しく過ごせるといいなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る