9月1日

 2学期が始まる日。

 もう9月秋の始まりだというのに、じめじめした残暑が体にまとわりつく。

 相変わらず、君は学校に来れなくて。

 君がいないことが定着してしまっているこのクラスは、今日もなんてことないように1日を過ごしていく。

 そんなクラスが僕は少し嫌になった。


 何の飾りもない君の机といすを、生ぬるい風が優しく撫でた2学期初日だった。

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