マッチ売りの少女 22歳は少女じゃない

第34話 降雪


マッチが売れないのは


その子の心が荒んでいるせい


降る雪を浴びながらマッチを売る街灯


誰も向かずに知らんふりをする




少女はマッチを砕いた


生きる屍のような少女に


恵んであげてください


マッチの炎はかすかに消える



揺れる炎の気まぐれさ、酔いしれる悪循環


生きることを貶しては


売れないマッチを売る日々


降る雪が嘲笑った、――どうして、


売れないのに売るの?



22歳の時の作品ですがその頃からあまり詩を書かなくなりました。

居場所を失っているのでここに。

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