星の船を漕ぐ少女 16歳の真冬
第10話 空中飛行のサプライズ
眠る、眠る私を見つけて下さい
地下の深い迷宮に包まれる
あちらの永久の音が響くとき
水の啜り声
冷たい土へと落ちて行く
迷う道
己の素性がわからずに
ざらつく壁
血の味が染み渡る
手が手を弄ぶ
空中飛行のサプライズ
深淵に映る私を見つめる時の影
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