第13話 今度こそウサギたちのレベリングを

 宿屋で部屋を取って部屋のベッドでログアウトした


「さて門が開くのはゲーム内時間で朝の6時だから現実時間で三時間弱か夕飯の買い物と洗濯物を取り込んで後は…」


 ふと気づくとスマホに通知が大量に来ていた

 沙羅サラからだ、え〜と何々

『そっちはどんな感じ?今綺羅姉キラねえ美羅姉ミラねえとβテスト時代の生産職の人から頼まれた素材調達ついでにレベリングして狩人と弓使い両方のレベルが12になったよ♪それとシルファさんも無事ログインできたって』

 なるほどそっちも順調なようだなこっちも今の所の進捗を報告するか



 よし買い物と掃除洗濯諸々の家事終了!ちょうどいい時間だし水分とってログインしますか


「ダイブ イン」


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「知らない天井だ」


 オタクの一度は言ってみたい言葉上位にランクインしているだろう言葉を言って宿屋のベットから起き上がると枕元でレイセンとナギサが2匹寄り添って寝ていた


「お前らよく寝るな」


 寝ている2匹を撫でているとナギサが目を覚ました


「おはようナギサよかったらレイセンを起こしてくれないか?」

「キュイ!」


 綺麗に敬礼したかと思えば横で未だに寝ているレイセンの頭に思いっきり前足を振り下ろした


「キュル?」


 レイセンはたった今叩き起こされたとは思えない何とも呑気に鳴いて起き上がった


「それじゃぁ今日はレイセンの特訓とみんなのレベル上げをするぞ!」

「キュイッ!」

「キュルゥ..」


 ナギサはさっきと同様に敬礼で返してきてレイセンはまだ覚醒しきってないのかまだ少し眠そうに返してきた


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 今日はハンセムはいなかったが無事いたもんから出て2匹と昼寝した木の下についた


 まずレイセンはAGI《素早さ》とLUK《幸運》以外はほぼプレイヤーの最低値だから聞くが前にでて戦うか後ろでみんなのサポートをするのならお前はどっちがいい」

「キュルゥ…キュッ!」

「前で戦う方がいいか?」

「キュゥイ」


 レイセンは俺が聞くと首を振って鳴いた


「サポートの方がいいのか、了解だ」

「キュルッ!」

「それなら俺が立てた予想を確かめるための実っk、鍛錬をやるぞ」

「キュルゥッ!」


 俺の言葉を聞いたレイセンは聞き捨てならない言葉が一瞬聞こえたぞとでも言いたげに鳴いたが気にしない、気にしない


「ナギサはこの近くならプレイヤーや格上に手を出したりしなければ好きに戦ってきていいぞ、だが襲われたりどうやっても勝てなさそうな奴と出会ったら逃げてこい決して死ぬんじゃないぞ!」


 ナギサは綺麗な敬礼で返事したかと思うと走って言ってしまった…それにしてもナギサはあの敬礼をどこで覚えてきたのか


「それじゃぁレイセン始めるぞ」


 そう言って俺はレイセンの背に掌を置いて魔力操作を使って体の中の魔力の一部を掌に集めて魔力感知で感知してレイセンの魔力に馴染ませながらレイセンの体の中で巡回させ始める


「レイセン今体のなかで動いているやつがわかるか?」

「キュル」

「よし、それができたなら動いてるやつを自分の体の中で動かして循環してみろ。俺も手伝ってやるからゆっくりやってこうな」


《条件を達成しましたアーツ魔力譲渡を習得しました》

《身体能力強化、魔力濃縮を習得しました》

《レイセンが魔力操作、魔力感知、強化魔法を習得しました》

《称号“従魔の師匠”を取得しました》


 アーツとか称号とかは後で確認するとして無事レイセンがスキルを習得できた

 チュートリアル中に気づいたことだが強化魔法は体の中で魔力を循環することで身体能力や魔力の純度と言えばいいのかそういうのをあげてステータスをあげているんだと気づいた、何が言いたいのかというと魔力を体の中で巡回できるようになれば強化魔法を習得できるんでわないかと思ったが無事習得できた


「よかったなレイセンこれで俺やナギサをサポートできるぞ!」

「キュル!キュル!」


 レイセンはよほど嬉しかったのか俺の周りを跳ねまわり始めた

 少したって興奮もある程度落ち着いたのかレイセンが止まった


「それじゃぁレベル上げついでに渚を迎えに行くぞ」

「キュル」


 ちなみに従魔とパーティーメンバーはマップに表示されるのでいちいち探す必要はない


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《キックラビットを倒しました》

《テイマーのレベルがアップしました》

《レイセンのレベルがアップしました》

《ナギサがプレイヤーから攻撃を受けました》


ちょっと待て今見逃せないログが流れたぞ


「レイセン!ナギサがピンチらしい急ぐぞ!」

「キュルッ!」


なんだいくらナギサがレアモンスだとしてもカーソルでちゃんと従魔ってわかるようになってるはずなのに


「キュイ〜」

「ナギサ大丈夫か!」


少し走ったところで真正面の草むらからナギサが飛び出してきた、忍足と認識阻害を使って逃げてきたのだろうが背中に切り傷がある

ナギサにキュア草を与えると食べ始めた

ナギサがキュア草を食べて一安心したと思ったらナギサが出てきた方からプレイヤーのパーティーが走ってきた


「テメェか俺らの獲物を横取りしたやつは!」


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作者のH2ゾンビです

UMOをお読みくださりありがとうございます

10月の終わりに投稿初めて1ヶ月経ってここまでの人に読んでいただけてとても嬉しいです

これからもUMOをよろしくお願いします


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