絶対中立国家 セントリア

第7話 Let`s ゲームスタート

 11時半過ぎまでチュートリアル空間で新しいスキルを覚えるために奮闘した結果


 名前ネーム クロス  種族レイス 人間

 職業クラス 獣使い《テイマー》 副職業 錬金術使い


 クラススキ 調教術テイム1 指示1 錬金術1 鑑定1 薬草知識1

 武術スキル 棍術1 体術1

 魔法スキル 光魔法1 闇魔法1 支援魔法1

 生産スキル 調理1

 補助スキル 忍足1 魔力感知1 魔力操作1

             ↓

 名前ネーム クロス  種族レイス 人間

 職業クラス 獣使い《テイマー》 副職業 錬金術使い


 HP 33/33

 MP 33/33

 STR 16

 VIT 10

 AGI 15

 INT 17+2 (称号の補正)

 RES 10

 DEX 15

 LUK 17

 STポイント 0

 SKポイント 0


 クラススキ 調教術テイム1 指示1 錬金術1 鑑定1 薬草知識1 魔法知識1

 武術スキル 棍術1 剣術1 体術1

 魔法スキル 光魔法1 闇魔法1 無属性魔法1 支援魔法1

 生産スキル 調理1 整備1

 補助スキル 忍足1 魔力感知1 魔力操作1 手加減1


 称号 初称号取得者

     説明 世界で初めて称号を取得したプレイヤーの証

     効果 称号の取得難易度の低下微

    初スキル取得者(クラス)(武術)(魔法)(生産)(補助)

     説明 世界で初めてその種類のスキルを新規習得したプレイヤーの証

     効果 クラス、武術、魔法、生産、補助スキルの習得難易度の低下微

        クラス、武術、魔法、生産、補助スキルの熟練度上昇補正微

    根源への兆し

     説明 魔法の仕組みを理解し始めた者の証

     効果 INTへの補正微

        魔法の消費MP軽減微

    小鬼ゴブリン好敵手ライバル

     説明 ゴブリンとお互いの技を高め合ったプレイヤーの証

     効果 ゴブリンからの経験値上昇微小


 いやー頑張った。剣術の取得のためにチュートリアルゴブリンとのチャンバラやってたけどリスポーンするたびにあいつも回避と棍棒での受け流しが上手くなってきてなかなか倒せずずっと2人で高めあってたら“手加減”なんかも覚えたし、“小鬼ゴブリン好敵手ライバル”なんて称号を手に入れちった。レイサさんも終わりの頃は呆れてたけどまぁいいか。


『クレスさん時間になりました。それでは《Union Mythology Onlin》の世界に転送いたします。

“この世界は何者も受け入れます。新たな世界であなたが紡ぐ新たな逸話ものがたり、それをどのような逸話ものがたりになるかはあなた次第です。英雄譚でも悪の物語でもあなたの思うまま紡いでください”。』


 レイサさんは今までとは打って変わってとても神秘的な雰囲気でそう言った


「レイサさんさん、ほんの2日間でしたけどとっても楽しかったです!

 それと、変にカッコ付けないで素でいたほうがかわいいですよ!」


『むっ余計なお世話です。これが私のキャラでアイデンティティーなんです!』


 揶揄うといつものようにレイサさんは答えた


「あっちでもレイサさんに会えますか?」


『私はゲームマスター側のAIなので、あっちでは会えないかもしれませんがまた会えたらクレスさんの紡いだ逸話ものがたり聞かせてくださいね♪』


「またあったらその時はうんと語らせてもらいますよ。それじゃぁ、行ってきます!」


『はい、行ってらっしゃいませ。』


 …おっ魔法陣が足元に浮かんできた

 なんか足元から透けていってるの怖いな


《称号“従神(レイサ)の親友”を取得しました》

《称号“●●●からの興味”を取得しました》


 —————————————————————————————————————————


 転送が終わったか?


「うわっ、眩しっ!」


 しばらくして目が慣れてきた。

 すげ〜これが第三世代の最新VRのグラフィックか…

 草がたなびいてるし噴水の水飛沫が輝いてるしすげ〜


 続々とプレイヤーが広場に転送されてきたな

 見える範囲だと世紀末系モヒカン集団とマッチョオネエ、見るからに厨二病患者、2m越えの女性に、あっ企業Vtuberに有名プロゲーマーがちらほらって感じか


 おっ、お城の方向にある段上に貴族って格好の人たちが登ってきたぞ


「我はセントリア連王国の王が1人カイル・フォン・エーゼルベルグである。

 我はここに大陸の国々を代表し異世界からの来訪者たちへの歓迎と支援を宣言する。」


 あの中央のお爺ちゃんがこの国の王だったのか

 そしてさっきの話から考えるに後ろにいるのは他の国の王かそれに近い者たちか


 王様が下がって文官みたいな人が出てきた、


「まず皆様方に守ってもらいたい事項とこちらから支援する事項を宣言わせてもらう。

 守ってもらいたい事項は、

 1.滞在している国の法に従うこと

 2.魔物だとしても家畜や保護対象の魔物、人類に友好的な魔物への攻撃、討伐の禁止

 3.この世界の善良な住民への差別、一方的な攻撃、殺害

 4.街中での許可のない決闘、賭け事

 支援する事項は、

 1.各ギルドへの所属時の支援

 2.国境通過時の検問の簡易化、税の軽減

 3.神殿での転職の支援

 4.各都市での復活地点の整備である。

 前者を守らない場合最悪指名手配されるのでお気をつけください」


 なるほど確かにこれほどの大人数がいきなり現れたら治安の悪化や人員の一極化が懸念されるからそういう処置を行うのは道理だ


 さてとセレモニーは終わったみたいだしギルドの方は道がゲロ混みだから初戦闘行ってみますか!沙羅たちとは現実時間での明日の正午にギルド前集合だしレベリングするぞ



 さてやってまいりました草原、街の門を出て10分ほど歩いたけどもうプレイヤーが街の周辺にたむろって兎の魔物キックラビット奪い合ってたよ。


「キュゥ」


 噂をすればキックラビット登場


「経験値置いてけー!」

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