第3話
学校の帰り道、女子の友達といっしょに歩きながら、自分たちの子どもについての話をしていた。
「ボクも3人か4人くらい可愛い子どもいると良いな」
「あやめっちだったら、みんな女の子でも良いんちゃう」
女の子みたいな体のボクだけど。愛する奥さんと出逢って。
みんなそれぞれ好きな道に進学して、就職して仕事をしていってくれたら、ボクと奥さんのまわりも、きっと賑やかで楽しいだろうな。
子どもたちにも、さらに可愛い子どもたちも誕生したら、ボクと奥さんとの人生も、そうやって子どもたちといっしょに続いていくんやろなあ~と、そんなふうに考えた。
「子どもたちのちっちゃい頃って、めっちゃ可愛いやろな。成長して好きな道で仕事するようになっても、その時はその時で、きっと子どもたちのこと楽しみなんやろな」
「子どもたちの子どもたちもまたぜったい可愛いやろ」
子どもたちに囲まれて、その子どもたちの可愛い子どもたちにも囲まれて!!
ボクはちっちゃい頃から女の子みたいやし、これからもそうだろうけど。
「あやめっちに女の子4人いたとしたら、あやめっちを含めて家に女の子6人いることになるやん!ええな~凄いな」
「そうやな~」
「2人で子どもつくってみる?」
「えっ?...う~ん...そやな~あやめっちとかあ...ちょっと考えさせて...」
「うんっ考えといてね」
女子の友達も考えてくれてるのか、歩きながら、紅葉みたいにちょっと紅くなってる...
はよ、ボクも愛する奥さんと出逢いたい。
女の子みたいなボクだけど。
「あっ、そうや!今スポーツブラしてんねん!おっぱい揺れてこすれて、めっちゃ感じてきてしまうから」
「あっ、そうなんや!良かったやん」
わかれる時
「バイバ~イ...ええよっ...あやめっちと」
って女子の友達、言ってた。
2022/11/12
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