第2話 ピンハイへの愛を綴る
来週の日曜日はエリザベス女王杯ですね。
そこにピンハイという馬が出るんです。馬体重400キロぐらいの小柄な牝馬なのですが(馬の体重は大体450~500)周りに大きい馬を達をこじ開けて走るぐらいド根性娘なのです。
そのド根性娘の戦績は新馬戦1着、チューリップ賞(G2)2着、桜花賞(G1)5着、オークス(G1)4着、三宮ステークス(3勝クラス)1着という成績です。
桜花賞、オークスは直線で前が塞がる不利がありスムーズであれば馬券内にはいったといってもいいと思える走りでした。
しかもチューリップ賞13番人気、桜花賞13番人気、オークス13番人気という低評価を覆しての好走。
しかし秋華賞(G1)には賞金が足らずにでることができず、三宮ステークスに回ることになりました。
クラシックでの好走が評価され、鞍上はリーディングジョッキーの川田騎手ということもあってか単勝1.8倍の人気。
2番人気には先週重賞を勝ったイズジョーノキセキを首差まで追い詰めたノースザワールド。
道中中団からやや後方を進んだピンハイは最後の直線で外に出し、川田騎手のゴーサインに反応し、一気に加速し先頭を走るノースザワールドをあっという間に置き去りにしゴール板を1着で駆け抜けました。
この時のトラックバイアスはやや内が伸びるというバイアスで外からきっちり差し切ったピンハイの強さを再認識させるものでした。
そして勝った川田騎手のコメントが「まだまだ幼く、たくさんのことを学ばなければいけないですが、その分楽しみです」というまだまだ伸びしろがあるという嬉しいものでした。
しかし、新馬戦から手綱をとっていた高倉騎手から三宮ステークスで川田騎手へと乗り替わりとなっています。
競馬をしてる人は分かると思うのですが、高倉騎手は正直名前をあまり聞く騎手ではなく年間10勝未満の騎手、対して川田騎手はリーディング争いをするような騎手です。
判官びいきな方や馬券妙味を狙いたい人は高倉騎手に継続騎乗してもらいたいと思う人が多いのではないでしょうか?
実際川田騎手が乗ると騎手人気で過剰な人気になることも多々あるので配当が美味しくなくなるんですよね。
自分はこの乗り替わりは仕方ないかなって思っています。やっぱり陣営は少しでも勝ちたい。
G1ともなれば賞金も大きくそして馬自体の価値も上がる。その子供の価値も高くなります。
馬のことやその周囲の人のことを考えればやはりこの乗り替わりは仕方ないところというのが自分の見解です。
実際、桜花賞、オークスは高倉騎手の判断ミスが多少なりとも影響しているようにも思えました。
ということでエリザベス女王杯はピンハイの単複で勝負します!
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