第13話

「守はあれだなぁ…みんな雄を感じてときめいてるわけか」


「は?なにそれ」


守の隣に座りつつ、お茶を飲む。守には水を用意した。


「だってかわいい顔して、雄らしいよね?」


「あーうるせ。変態」


「みんな知ったらもう取り合いだろうなー!私にもさせてーみたいな」


「きもいこと言うな」


「きもい?」


「なんなのそれ。もう眠いから寝るよ」


「守は知らないの?私は大学で繁殖の研究をしていたんですよ?」


「知ってるけどそれが?」


「いい雄の条件など調べていましてね〜?」


「それ動物でしょ?俺は人間なんですけど。もう寝る」


さっさとベットに移動しちゃった。お眠でかわいい。

守には体力がない。無理すると身体にガタがきてしまう。死にはしないので、こちらでセーブしているけど。さて、私も寝よう。

綺麗な顔で寝る守。ほわー、まじでいけてるー、ときめくわー。仰向けで寝てる守は、天使のよう。ばさっと布団を開けると、上下グレーのスウェット。守は普段スーツを着たり、小洒落た格好をしてるけど、部屋着はスウェット。ピタッとした服を好まないが、スウェットだといい雄だとわかっちゃうんだな。いい眺め。汗かいたらすぐわかるからグレーを着てると言っていたけど、体液だって見えちゃうのよね〜守〜。かわいい〜汚したくなっちゃう〜。でも今日はやめとこ。

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