(二)-15
振り向くと、追っ手の懐中電灯の明かりがカムラとスークの顔を捕らえた。二人はまぶしさに思わず光を手で遮った。
追っ手の二人はライトを当てたままゆっくりと近づいてきていた。あと一〇メートルの所まで来た時に、カムラは左手のビルにドアがあることに気づいた。そこには「Bar」と書かれた看板が置かれていた。
カムラはスークの左手首を掴んで「こっち!」と言うと、そのドアノブを掴み回して押した。ドアは開かなかったが次に引いてみるとドアが開いた。すぐに二人は店の中に入った。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます