(二)-5
スークは寮を出ると作業場の細長い建物を壁に沿ってまっすぐ歩いて行った。そして二階建ての立派な一軒家の前に来た。
その脇には犬小屋が二つあり、それぞれシェパードの成犬が鎖でつながれていた。
スークは「いい子だね、ご飯あげるから待っててね」としっぽを振っている二匹の犬に声を掛けながら、その前に置かれている金属製の丸いエサ皿を二つ拾い上げた。そしてその脇の小道に入って行った。
立派な一軒家の隣には鉄製の物置が置かれていた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます