③シ7すT@G亞

そー

プロット

③異世界ファンタジー部門 参加作品


〇作品名

シ7すT@G亞(しなすたじあ)


〇参考作品

『ぼくのヒーローアカデミア』

『百合作品全般』(軽めの百合モノを書きたかったので特定作品はないです)

『蒼穹のファフナー』(参考にしたとは言えない程度ですが一応)


〇世界観

地球の全人口の8割以上が新人類で、共感覚シナスタジアを一般的に持つ新人類が繁栄している世界。

超能力や異能力ではなく、感覚器官がただ増えただけなので、現実世界と社会的に大きく差異はない。

子供たちは勿論、大人も共感覚を持っているのが普通なので、会話や日常生活で旧人類(単感覚)と齟齬が発生したりする事も。


【共感覚】—『文字を読む』だけで同時に色が見えたり『相手から視線を感じた』だけで実際に触れられた感覚があったりする事。第六感と言ったりもする、人間が持つ可能性、新器官とも考えられている物。


※地球の設定ですが、特定の時期や暦などは設定していません。

※異世界ファンタジーと言うほど、異世界ではない形になります。

※ストーリー構成上、主人公以外の登場人物に旧人類が登場します。

(『うたわれるもの』がサンプル作品の1つにありましたので、セーフかな……と)


〇主要キャラ(旧人類=単感覚、新人類=共感覚)

・主人公:更科飛鳥(さらしな あすか)

旧人類、女子中学3年生、髪色は黒髪でセミロング(肩付近まで)、少しクセ毛、イメージとしてはザ・普通。

性格はコンプレックスのせいで大人しくて引っ込み思案、仲が良い人とは普通に話せているつもり。

幼い頃にクラスメイトから質問された事で自分は『単感覚』という事を自覚する事になる、それにより自分は『持ってない』というコンプレックスに繋がっている。

【ヒロインとの関係性】

入学式の時から話し掛けてきてくれたり、一緒に帰ったり(ヒロインが無理矢理ついてくる)する間に唯一の友達(ヒロイン側には自分は友人の中の1人)だと思うようになる。

とはいえ共感覚を持っているヒロインに対して劣等感を抱き続けている。ヒロインのとある一言が原因で喧嘩(一方的に怒っている状態)をするが、ある女性と出会って劣等感が払拭され(ヒロインの気持ちを理解出来るようになって)仲直りする。

「えー、私はいいよ。今回は遠慮しておく」

「なに、それ……。私の気持ちも知らないで!」

「『持ってない』のは私だけ……」

「あ、あの! 少しお話、しませんかっ!」

「友達と……仲直り、したいんです」

「そっか……こんな気持ちだったんだ……」

「私なんかと、どうして仲良くしてくれるんだろうって思ってた」


・ヒロイン:白鷺麦(しらさぎ むぎ)

新人類、女子中学3年生、長髪で髪色は白?亜麻(栗)色?明るめのイメージ。

性格は明るくて優しくて無邪気、主人公以外にも友達は多いと自負しているが、自分の性格的にウザがられている時がある事も自覚している。

【主人公との関係性】

主人公とは中学1年の時に同じクラスになる、つまらなさそうな顔の飛鳥に自分から話し掛けては、よく絡みにいっている。そんな自分の事を嫌がらない主人公を親友だと思っている。

「あはは! なにそれ! おもしろーい!」

「え、なんで急に怒ってるの?」

「知らない、勝手にどっか行っちゃうし」

「そんなの言ってくれなきゃ分かる訳ないじゃん! 共感覚はテレパスじゃないんだから!」

「あたしってこういう性格だから。友達は沢山いるかもしれないけど、やっぱウザがられたりとかも結構あったんだ……。でも飛鳥だけは一回も嫌な顔しなかった。ずっと一緒にいたい、って思ったんだ」


・人生の先輩:夜望初香(やも ういか)

旧人類、20後半~30後半くらいの綺麗な女性、盲目なのでいつも目を閉じて杖を持っている。

髪は少しウェーブの掛かったロングで濃いめの茶髪(ダークブラウン?)、落ち着いて大人っぽい雰囲気。

性格は少しお茶目な面はあるが基本的には優しい、主人公の事をよくからかっている。

後天的(高校生ぐらい?)に視力を失っている?

家族構成や背景は特に決めてないが目が見えなくなってから数年以上は経過している。(一人で出歩ける)

【主人公との関係性】

曲がり角でぶつかって知り合う。そこから話をする事になり仲良くなる。『人生の先輩』として相談にのってアドバイスをする。

「大丈夫よ。こちらこそ、ごめんなさいね」

「一般人じゃない……だったらあなたは誰なのかしら? 街を守るヒーロー? それとも世界的なアイドルなの?」

「ごめんなさい。少しからかいすぎたわね」

「私も単感覚なの、しかもなんと目が見えない。どう? 飛鳥ちゃんはこれでも私と友達止めたい?」

「今の飛鳥ちゃん、良い顔してるよ。って見えてないんだけど」


〇物語構成

・単巻のみ

続刊予定はないですが、百合の配分を多くして親友から恋人へどう変化するか、イチャイチャさせるかという方向性なら膨らませる事は出来そうです。

・10万字弱予定

元々短編構成だったので少し短めかもしれません。

・テーマ的な物

主人公とヒロイン・主人公と女性という関係性の対比を作りたい。


【全4章】文字数は予定

~以下プロット~

・1章(1~2万字)

プロローグでは主人公のコンプレックスの伏線、匂わせる形でスタート。

1章冒頭は共感覚がありふれている世界観を説明、その後にクラス内で暇を持て余す主人公。

場面変わって主人公とヒロインが昼休みに食事をする。

そこでヒロインが何気なく喋った一言は主人公のコンプレックスに触れてしまう。

一方的に主人公が怒ってその場から逃げ出す。

ヒロインは何故怒り出したのか分からない様子。

お互い目線も合わさずに授業が再開、場面転換して2章へ。


・2章(1万字)

喧嘩した事による気まずさ、毎日の退屈さを感じる主人公。

主人公は喧嘩した事を後悔しているが仲直りの切っ掛けが見付からない。

学校で何度か話し掛けようとするが失敗したり、自分の部屋でスマートフォンと睨めっこしたりする。

※ここでヒロイン側のパートを差し込むのもアリ。

その場合はヒロイン視点で勝手に怒ってるの意味が分からない、でも仲直りしたいと言わせておく。

(最後の仲直りパートで言わせる形でもいいかも?)

主人公側では帰り道にヒロインを見掛けるが、他の友人と楽しそうにしているところを見て落ち込む。

※2章は展開的に暗そうなので、出来れば短めに抑える。


・3章(3~4万)

主人公が落ち込みながら歩く帰り道で、盲目の女性と出会って近くの公園で話をする事になる。

女性は後天的盲目で共感覚も持ってなくて主人公としては話しやすい。

同じ単感覚という事で主人公に共感やアドバイスをしてくれる。

数日間?一週間程度?女性と会話を重ねて仲良くなっていく主人公。

会話の内容は日常会話が多めで、ヒロインとの事中心に話していく。

仲良くなってから喧嘩した事を相談する、といった流れ。

「昔の人はこうやって仲良くなったのよ」的なセリフを入れたい。

『人生の先輩』からのアドバイスで仲直りする勇気を持てた主人公。


・4章(2~3万字)

ヒロインに話があると伝えてクライマックスの屋上シーンへ。

放課後に呼び出して主人公の気持ちをぶつける仲直りパート。

主人公が秘めたコンプレックス(単感覚)の話をヒロインに話す。

だからヒロインの言葉に傷付いた事を伝える。

ここでヒロイン側の話を入れる方が喧嘩してた感が高くなるかも?

お互い「ごめんね」と謝って笑い合う。

その後に共感覚や境遇など、一人一人違っても共通の『想い』があれば仲良くなれるエンド。

(『想い』の中身は『空が綺麗』といった簡単な共通認識程度で良い)


「夕暮れってさ、寂しいけど」

「夕暮れってさ、カッコいいけど」

「「綺麗だよね」」

こんな感じで仲良くなるのに難しい事はいらない、といった感じか。

(ここで挿絵が入ってくれると見栄えが良い)


※主人公の心情とシンクロして空の様子も変えていく描写を入れると自然か。

(序盤は曇り→雨で、女性と出会ってから曇り→晴れといった感じ)

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