第555話 光闇虹

「次はワタくしの葉魔法を受けてみるにゃんっ!!」


 マーコが大量の葉を放った。


「効かん効かんぞアワッ!!! その程度か、妙な連中アワッ!!!!!」


「妙な連中じゃないッス! あーしたちは鳥類ッス!!」


「貴様らの種族など興味ないアワッ!!」


 俺たち、人間だと思われていないみたいだな。



「ならば、これをくらうであるます!!」


 マオンが炎魔法を放った。


 超光と超闇と超虹を併せ持つ者は、炎に飲み込まれた。


「フハーッハハハハハハハハハハハハッ!!!!! こんなもの効かんぞアワッ!!!!!」


 炎魔法もダメなのかよ!?



「ハーッハハハハハハハハッ!!! どうした、もうおしまいかアワッ!」


 くそっ、調子に乗りやがって!?


「さあ、もっと攻撃してみろアワッ!! 俺には効かないがなアワッ!!!」


 ん?

 あいつ、攻撃を避ける気がないのか?


 だったら、これはどうだ!


 俺は操れるすべての聖剣を、超光と超闇と超虹を併せ持つ者に向かわせた。


「ハーッハハハハハッ!!!!! そんな変なもの効くわけ…… ブミィィィイィィイィィィィィイイィィイィィィイィィィイィィッ!!!!!」


 超光と超闇と超虹を併せ持つ者は地に伏した。



「倒したか?」


「はい、倒したのです」


「そうか。良かった」


「さすがはハーレム王の聖剣だねでロロ~!」


「これもメモしなきゃねでアメ~!」


「ヒモノさん、次は神極聖魔剣しんごくせいまけんで雌たちと生殖活動をしましょうでございます!」


「うむ、そうしようですだぜ!」


「するわけないだろ!?」


「不潔すぎますね! 洗浄します!!」


「超ワンダフル私様能力セットも付けるしかないでござんす!!」


「「ぬわあああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」


 セレンさんに無理矢理地上に下ろされ、おしおきされた。



「あいつ、油断大敵しすぎだったッスね」


「ああ、そうだな」


「なんであんな風になっちゃったのでヤンス?」


「わたくしの電球が、あの魔法と、とてつもなく相性が良かったから、あのように進化してしまったと思われると言っているのです」


「そうなのか」



「社長、ステータスウィンドウせんべいとエクスレトがありましたよ。どうぞ」


「ありがとう、コロモ」


 ステータスウィンドウせんべいを見てみた。


「レベル七兆だと!?」


「上がりすぎッス! 前は五千億だったッスよね!?」


「はい、その通りなのです」


 本当に、とてつもなく相性が良かったんだな……



 ステータスは防御力が突出して高いな。


 だから、調子に乗っていたのかな。


 特殊能力は『頭部に装着すると超光と超闇と超虹を併せ持つ存在になる能力』『空を飛べる能力』『体のどこかに人間の手を出す能力! ひと組限定です!』か。


 なんか変なのあるなぁ。


 それに、爆発しなくなっているみたいだな。



 エクスレトは俺がもらっておくか。


「おおっ、体に力がみなぎってくるぞ! かなりレベルが上がった気がするぞ! ステーさん、俺のレベルはどうなった!?」


「ヒモノのレベルは……


 『なかなか強いかなり強いまあまあ強い平均よりだいぶ強い気がするようなしないようなくらい強い気がする感じなほど強いんじゃない? ん? 私、もしかして、かなり強いの?』


 になったぞとげぇ。前は……


 『まあまあ強いなかなか強いそこそこ強い平均より強い気がするようなしないようなくらい強い気がする感じなほど強い おや? 私、意外と強いんじゃないの?』


 だったぞとげぇ」


「そうなのか」


 相変わらずだなぁ。



「では、ヒモノさん、そのみなぎる力を雌たちに……」

「不潔な思考を感知しました! 洗浄します!!」


「むっちゃすごい私様能力セットもどうぞでござんす!!」


「「あああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」



「なかなか面白いヤツだったざます! よろしい、採用ざます!!」


「えっ!?」


「ヒモノ、つい先程『超光と超闇と超虹を併せ持つ者を出す能力』という特殊能力が身に付いたぞとげぇ。またユモアの仕業かとげぇ?」


「ああ、そうみたいだ」


「これも久しぶりだなとげぇ」


「そうだな。ゴカクゥマ以来か?」


「ああ、そうなるなとげぇ」



「では、せっかくだし、出してみるか」


 能力を使用した。


 先程戦っていた者と、同じ姿をした者が出て来た。


「初めまして、俺が君を出した紐野ひもの ひとしだ。よろしく」


「私は光ですアワッ。よろしくお願いしますアワッ」

「闇、よろしくアワッ……」

「フハーッハハハハハッ!!! 俺は虹だ、よろしくなアワッ!!」


 超光と超闇と超虹を併せ持つ者から、三種類の声が聞こえてきた。


 なんだこれは!?


「もしかして、君らは三人いるのか?」


「はい、その通りですアワッ」

「そう……」

「その通りだぜアワッ! ハーッハハハハハッ!!」


「そうなのか……」


 面倒なヤツだなぁ。



「君らに名前はあるのか?」


「ありませんアワッ」

「ないアワッ……」

「ハーッハハハハハハッ!! ないぜアワッ!!」


「そうか。なら、何か考えないとな、どんなのが良い?」


「やはり光の名前ですねアワッ」

「闇の名前アワッ……」

「虹の名前に決まっているだろアワッ! フハーッハハハハハッ!!!」


「ということは、名前が三つ必要なのか?」


「そうなりますねアワッ」

「そうなるアワッ……」

「当然そうなるぜアワッ! ハーッハハハハハッ!!」


 め、めんどくさすぎる……


 さて、何にしようかな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る