第446話 紅い……
屋台をひと通り見て回った。
「本当に、まともなものはなかったわねッピ」
「ガッカリでヤンス」
「そうだな。では、先に進もうか」
「そうするッス」
俺たちは飛び立った。
しばらく進むと、壁と床一面に奇妙なものがあった。
山頂から紅色の液体を噴き出している小さな火山のような何かだ。
大きさは幅六メートルくらい、高さ三メートルくらい。
びっしりとくっ付いているフジツボのようにも見える。
「あ、あれはまさかアレざますか!?」
「なんだよ、ユモア?」
「あれは紅色の液体を噴き出しているざます!!」
「ああ、そうだな、それがどうしたんだ?」
「だから、あれは『
「
「無理ではないざます! すさまじく高度なだけざます!!」
「ええ……」
どう考えても無理があるって。
まあ、どうでもいいか。
「それで結局、あれはなんなんだ?」
「わたくしの電球が、あれは敵だと言っているのです」
「そうだったのか」
「なら、さっさと倒しちまおうぜ!」
「そうだな。数が多いから、アレで倒してくれよ」
「仕方ねぇな! いくぜ!!」
聖剣がシャイニングブミブミ・セイクリッドテカテカテカリンマッスルを放った。
「「「ブミッチョォォオォォオォォオォオォオオォォオォォォッ!!!!!」」」
火山のようなヤツらは、液体を噴き出さなくなった。
「あれは倒したということなのかな?」
「はい、そのようなのです」
「そうか。良かった。お疲れさん、聖剣」
「今回も楽勝だったな!」
「ああ、そうだな」
「ところで、あの紅色の液体はなんだったのだろうか?」
「わたくしの電球が、目に入るとちょっと痛い特殊能力だと言っているのです」
「そうなのか」
なんとも微妙な能力だなぁ……
「むっ、あいつらは食べられるでゴザル!」
「なら、食べるキュ!」
「あれのどこを食べるんだ?」
「この感じだと中身でゴザル!」
火山の中身か……
「では、取り出して料理しましょうか」
リリィさんがチェーンソーで、火山のようなヤツらを切り始めた。
「社長、ステータスウィンドウせんべいとエクスレトを集めてきましたよ。どうぞ」
「ありがとう、コロモ」
ステータスウィンドウせんべいを見てみた。
レベル二千百億。
ステータスは防御力が高くて、素早さが最低値だな。
特殊能力は『紅色の液体を噴き出す能力』と『体のどこかに人間の足を出す能力! 一万組限定です!』だと!?
一万組も足が出るのか!?
気持ち悪すぎるだろ!?
エクスレトを取り込んだ。
レベルは上がらなかったようだ。
「ヒモノさん、あちらから敵が近付いて来るのです!」
チカさんが指差しながら、そう言った。
その方向から、将棋の駒のような形をしたヤツがやって来た。
全長三〇メートルくらい。
中央に、紅色の両刃の
他の部分は黒い。
空を飛んでいる。
「あれは『
「ええ…… それ、ただのこじつけだろ」
「そんなわけないざます! 高度なダジャレざます!!」
「いや、
「おい、おっさん、そんなのどうでもいいだろ! さっさとぶっ倒しちまおうぜ!!」
「それもそうだな」
「何を言っているざますか!? どうでもいいわけないざます! 最重要ざます!!」
「落ち着け、ユモア!?」
「また俺様がやってやるぜ! くらいやがれ!!」
聖剣がシャイニングブミブミ・セイクリッドテカテカテカリンマッスルを放った。
「ブミッチョォォオォオォォォォオオォオォォォォォオォォォォォッ!!!!!」
将棋の駒のようなヤツは墜落した。
「倒したざますね! さあ、議論を再開するざます!!」
「ええっ!? まだやるのかよ!?」
「当然ざます!
「はいはい、もうそれでいいって!!」
ユモアをなだめた。
「むむっ、あいつも食べられるでゴザル!」
「なら、食べるキュ!」
「では、そちらも料理しましょうか」
リリィさんがチェーンソーで、将棋の駒のようなヤツを切り始めた。
ステータスウィンドウせんべいとエクスレトを発見した。
ステータスウィンドウせんべいを見てみた。
レベル一兆。
ステータスは防御力が高めなのか。
特殊能力は『空を飛べる能力』『紅色の液体を噴き出す能力』『体のどこかに人間の手足を出す能力! 五万組限定です!』だと!?
手足が五万組って!?
出すぎだろ!?
そんなに出して何をするんだよ!?
訳が分からないなぁ。
まあ、いいか。
エクスレトを取り込んだ。
レベルは上がらなかったようだな。
「できましたよ」
リリィさんが調理台に皿を並べた。
そこには、エビの身のようなものが盛り付けられていた。
食べてみると、エビとカニの身を混ぜ合わせたような味がして、とても美味しかった。
「これは『
「もうそれはいいっての!!」
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