第311話 誰を出そうか?
「愛の聖水、美味しかったキュ!」
「まったくでゴザル!」
「ヒモノさん、素晴らしい特殊能力でございますね」
「どこがだよ?」
「飲んだら最期、雌たちはヒモノさんから逃れられなくなるところでございます」
「まるで
「全然素晴らしくないだろ!?」
「まったくですね! 不潔すぎる能力です! 洗浄しておきましょう!!」
「服や体がまったく傷付かない電気も付けるでござんす!」
「「「ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」」
ぬるま湯をぶっかけられた後、電撃をくらった。
「あの依存症みたいなものは、どうにかならないのか?」
「わたくしの電球が、微弱な愛の聖水耐性を強化すれば良いと言っているのです」
「どうやって強化するんだ?」
「愛の聖水を飲み続けるか、筋肉の修行場で修行するのです」
「そうか」
なら、しばらくは愛の聖水を飲んでもらうか。
どうにもならなかったら、修行させよう。
「おはようニャッピ」
受付の変人がやって来た。
「ああ、おはよう」
「これが最後の朝食ニャッピ。食べたら出て行くニャッピ」
「分かったよ。ありがとう」
受付の変人が、テーブルに皿を置いて出て行った。
さて、何を持って来たのだろうか?
ああ、また人魚焼きか。
結局、ここの食事は最後までこれだったな。
まあ、いいか、食べよう。
俺たちは朝食を取った。
その後、受付の変人に挨拶をして、闘技場を出た。
「ヒモノさん、考えてきましたでございます」
「えっ、何をだ?」
「ステータス令嬢の件でございますよ」
「ああ、それか」
「それなら我輩も考えてきたでげすぜ」
「そうなのか。では、聞かせてくれ」
正直あまり期待できないがな。
「では、ワタクシからでございます。今回出すのは、カリスマと信仰心にしましょうでございます」
カリスマに信仰心!?
ヤバい感じしかしないぞ!?
だが、いちおう理由くらいは聞いておくか。
「そのふたりを選んだ理由はなんだ?」
「カリスマのステータス令嬢の力で人を集め、信仰心のステータス令嬢の力で、その方々の信用を得ますでございます。こうすれば、雌たちとスムーズに生殖活動ができますでございます」
「そんなの却下に決まっているだろ!?」
「これは不潔ですね! 洗浄します!!」
「かき氷も付けるでござんす!」
「「ぬわああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」
洗浄された後に、顔面にかき氷をぶつけられた。
「なんで俺まで!?」
「ついででござんす」
「ひどすぎる……」
「次は我輩の案を発表するでげすぜ! 強制力と支配力を出すべきでげすぜ!!」
「なんだその組み合わせは!?」
「これなら手っ取り早くいろいろと手に入るでげすぜ!」
「危険すぎるだろ!? 却下だ!?」
「人に投げ付ける用のパイをどうぞでござんす!」
「洗浄もしますからね!!」
「「ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」
顔面にパイをぶつけられた後に、洗浄された。
「ヒモノ、私も考えてきたでナンス!」
「誰を出したいんだ?」
「輸送力を出すでナンス!」
「輸送力をか? それはなぜだ?」
「乗り物を出すことができるかもしれないからでナンス!」
「もしそうなら、楽ができそうですねでナス~!」
「ああ、そういうことか」
こいつらしい意見だな。
「ヒモノ、キュキュの頭があるのだから、輸送力なんて必要ないわよニャ」
「そうねッピ。それよりも戦える人を出して欲しいわッピ」
「そうよニャ。出て来るミョガガベのレベルが、どんどん上がっているからねニャ。戦力向上の方が重要よニャ」
「私もその方が良いと思うでヤンス」
「ふむ、なるほど、確かにそうだな」
「それに、ヒモノさんが浮気しすぎるせいで、戦えない人がかなりいるからねッスわ」
「うっ!?」
「不潔すぎてあきれますね。洗浄しておきましょう」
「ええっ!? ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!」
セレンさんに容赦なくぶっかけられた。
「まだ出していないステータス令嬢で、戦えそうなのは誰だろう?」
「筋肉、圧力、爆発力、重力、電力あたりは、戦力になりそうッスね」
「金剛力、法力も戦うことができそうだ」
「ステーさん、金剛力と法力って、なんなんだ?」
「金剛力は非常に強大な力のことだ。法力は不思議な力が使えるらしい」
「具体的に何ができるんだ?」
「そこまでは分からない」
「そうなのか」
「爆発力はやめるべきでゴザル!」
「えっ? プリーディさん、それはなぜだ?」
「ミョガガベを爆発させたら、食べられないでゴザル!」
「確かにそうだな。食料の確保は必要だよな」
「ええ、そうねッピ。それに、ここが崩れる可能性もないとは言えないわッピ」
「そうだな。なら、爆発力はやめておこうか」
爆発を起こす能力を使えるかは分からないけどな。
「では、電力もやめた方が良いか」
「そうッスね。黒焦げになるかもしれないッスからね」
「食べられなくなるのはダメキュ!」
「その通りでゴザル!」
「分かったよ」
「圧力と重力も敵が潰れて、ひどいことになりそうであります」
「確かにな。じゃあ、そのふたりもやめておくか」
「ヒモノさん、筋肉のステータス令嬢って戦えるのッピ?」
「えっ? どうなんだろう?」
「筋肉があるからって、戦えるとは限らないんじゃないのニャ?」
「うーん、確かにそうだな。では、筋肉もやめておくか」
「ということは、残ったのは金剛力と法力か」
「そのふたりにするのッピ?」
「でも、どんな力か分からないんでしょニャ? 大丈夫なのニャ?」
「どうなんだろうな?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます