ネーミング元ネタ
キャラクターにはとりあえず名前を付けないと、プロットを書き進めるのにも不便です。
主役ふたりはすでに名前があるわけでして。
「ゲンジ」から二つ減点して「ケンジ」。
ヒロインは奇しくも「ミオ」――「澪標」。
これは「ケンジ物語」なのでは?――そんな発想が発端でした。巻名をコードネーム的にキャラクターへと割り当てる、ちょっとした戯れです。
◆ワツリ村
柏木 (衛士)
最初に名前が付いたサブキャラクターです。仮ネームのつもりが思いのほか馴染んでしまったため、同じ調子で序盤の人名が固まっていきました。
美法・臣幸 (澪の両親)
澪の父の初期名は「カゲロウ」でしたが格好良すぎるのでオ「ミユキ」に。
母も「ミノリ」では可愛すぎるかなと思ったのですが、両親の頭文字を並べると「ミオ」になるのでこれでよいかな、と。
カガ璃 (風呂屋)
「カガリ」ビ。「璃」は作中における古の英雄「璃旺」と掛けてあります。
千里・寿麻・明子 (澪の親友/メガネ・□リ・ヤンキー)
ハナ「チ」ル「サト」、「スマ」、「アカシ」→アケコ。三人とも改稿を重ねる度に出番とキャラが盛られています。
東矢 (澪の従兄)
「アズマヤ」→トウヤ。エピローグにのみ登場。
◆ユードナシア
馨 (献慈の初恋の人)
サナダ・カオルも源氏つながりかと思いきや〝僕のサラダガ○ル〟(ゴダ○ゴ)が元ネタで、薫≒馨は偶然の一致です。
実は後の養子であるジオゴ (Diego→Diogo)のほうが先に決まっていたりします。
碧郎 (献慈の親友)
宇野宮碧郎は馨≒薫に合わせる形で名字をニオ「ウノミヤ」に。
ケンジの親友ですし遠野/東野 (トウノ)とかでも良かったのでしょうが、語呂がしっくりこないので何となく。
旅立ち以後はまた別の命名基準になります。
◆央土出身者
孟三兄弟 (烈士)
孟永年 (モンヨンニェン) → もうええねん
孟永和 (モンヨンホァ)→ もうええわ
孟永定 (モンヨンティン)→ もうええて
葉兄妹 (ウスクーブ組合受付/ゆめみかん料理長)
葉子嵐 (イェ・ズゥラン) → よう知らん
葉若蘭 (イェ・ルォラン) → よう分からん
以上までがダジャレ、以下が音楽ネタです。
◆イムガイ各地
千代田両児 (商人、ピロ子の元夫)
TUDOR LODGE → ちゅーだーろっじ → ちよだりょうじ
鳩野貴太郎 (ナコイの不良集団ヘッド)
HATFIELD & THE NORTH → 鳩+野&北 → はとのきたろう
篠辺珠実 (叔母、幕府隠密〝鉄火蝶〟)
"BALL" (IRON BUTTERFLY/3rd Album) → 「たま」「み」
篠辺安珠 (姪、幕府隠密〝鬼哭天女〟)
ANGE (France) → あんじゅ
真志保笛人 (谷津田物産の社長秘書)
MERCYFUL FATE → まーしふるふぇいと → ましほふえひと
スピロギュリア (ピロ子、ゆめみかん女将)
SPIROGYRA → すぱいろじゃいら → SPIROGYRIA
ジェスロ (狐ショタ、ゆめみかんベルボーイ見習い)
JETHRO TULL → 「じぇすろ」たる
幌村瀞江 (猫耳エ□女、ゆめみかん猟師)
FORMULA 3 → ふぉるむらとれ → ほろむらとろえ
◆パタグレア
ラリッサ・アルモニア・マシャド
Progress And Hermony (GODIEGO) → Hermony → Harmonia
美名子・サナダ・マシャド (ラリッサ母)
Beautiful Name (GODIEGO) → 「美」「名」子
ジオゴ・マシャド・ドゥアルテ (ラリッサ父)
GODIEGO → Diego → Diogo
バークレイ・ジェイムズ・ハーディ (マシャド家執事)
BARCLAY JAMES HARVEST + SEBASTIAN HARDIE
権平聖光 (馨の師、極星烈士)
ガンダーラ + Holy And Bright → ごんだいら + 聖・光 (あきみつ)
◆その他
ヨハネス・ローゼンバッハ
Johnny's Back (RIOT) + MUSEO ROSENBACH
キルロイ (裏世界の住人)
"Kilroy Was Here" (STYX) → Kilroye
マリオン (シルフィードの真名、カミーユ命名)
MARILLION → Marion
ケイ・リー (シルフィードの仮名、献慈命名)
Kayleigh (MARILLION) → Kay-Leigh
璃旺 (一〇八星〝東方の薔薇〟)
Tokyo Rose (RIOT)
悪策魔坊 (一〇八星、天狗の頭領)
AKSAK MABOUL → あくさくまぶーる → あくさくまぼう
キャラ名のオマージュ・パロディ元に関しては以上です。ここに挙がっていない人物は作者の過去作 (未発表)やアイデアノートが出典になります。
その他の固有名詞、会話中の小ネタに関してはキリがないので割愛させていただきます。おおよそ似たようなノリで決めているとお察しください。
例外は「烈士」とか「戒指」あたりで、武俠小説のニュアンスが取り入れられています。
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