ぼとぼと落ちていく汚わいと同義の生暖かいそれ=俺
ふつうの人は、日々を積み重ねていくことを人生と呼ぶらしい。
けれど、俺は。
日々、罪を重ねていく。
生まれ落ちたその日から、恥は永遠に上塗りされ続けていく。
きっと死すら救済には辿り着かない。
死という新たな「業」になるだけだ。
ゼロになる。ならなければ。
だけどゼロでさえ、他のあらゆる数字が前提であるならば。
いったいどうすれば、おれはすくわれるのか。
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