死産
すべては、表出の際、死に至る
絵も、映像も、とりわけ言葉も
それらはすべてをどん詰まりに追い込むための卑劣な手段でしかない
なにかを継続したいと思うなら
きみ、心のうちに永続的にしまっておきたまえ
そうしてうちがわで根を張らせていれば
少なくとも、死にはしないだろう
それでも、芽が出ることを生きるというのなら
それはもう、死ぬしかないのだ
死ぬ方法は定義されることなく無限に在り続ける
心臓がマヒする瞬間 その鼓動の拍子であれ
刹那のズレがあるはずだ そこに差異を見出せるはずだ
だからきみ、真の表現者たろうとするならば
とっとと死んでしまえ
それができぬなら この俗悪のなかで ともに死にながら生きるしかないのだ!
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