生きものの記録

緑茶

落ちる

人間は、生まれたときから最悪なのであり


生きている限りは、その最悪が積み重なっていくものであり、

それが好転することはなく

死ぬとき、その最悪がはじけとび、新たな最悪を生み出すことになる


だから、よいことを行っているように振舞って

その下にある最悪を隠すというのは、いかにも傲慢なのだ


なら、はじめから韜晦したような顔をして

落ち続けるのがいい


そのほうが安心できるだろうと わたしは思う

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