第6話 五七一四回目の自殺

 皆んな〜「クロ」だよ〜!俺様の今世の事もっと知りたい?Yes?はい?喜んで?

良いよ〜そこまで言うなら教えてあげる!

 俺の作った『魔法』のこと教えてあげr、、、………?意識が…落ちる…。。。


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皆様はじめまして。⬛︎⬛︎⬛︎と申します。以後お見知り置きを。

 マスターの命令により今回は私がお話しさせて頂きます。宜しくお願い致します。



まず、「クロ」は主人格ではないです。本人は何も知らないのです。

 呪いも、今使える能力も、自分の状況も、守る物も、知らないのです。



私も盟約によってあまり喋れないのですが、言える範囲でここに記録しておきます。




 「クロ」が呪いだと思っている物は、『神』が作った「縛り」の一部です。



『神』とは、各次元に一人づつ居る管理人のことで、「特殊個体」の「上位種」です。

『神』は『悪魔』を創り・名付けをして「特殊個体」を生み出す事ができます。

『神』は、いつも嘲笑う。私達を、世界を、「狭間」の向こうを、嘲笑う。



  かつてマスターは、『神』に弓を引いた。私達を嘲笑う馬鹿を殺す為に。

 たった一人でステージに立って、世界を喰い破った。



      マスターは元々二次元・第一宇宙の「特殊個体」でした。

        そもそもこの宇宙が二次元・第一宇宙でした。



マスターは、『神への切符』の一つである《6》で「狭間」を喰い、次元を超えた。

その瞬間二次元・第一宇宙が、三次元・第十二宇宙に成ったのです。



           『神』の住処十一次元を目指して。



私達からはここまで、ご清聴ありがとうございました。



「クロ」はまだ未熟なうえ【欠陥品】【《6》の食べ残し】ですが、宜しく頼みます。




     ____「クロ・パーゼルト」が自殺するその日まで。____



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