ゲームの中は大変です

第1話 ゲームの世界

私は高校一年生　天童　雫

中学校でいじめられて以来、学校に来ていない

引きこもりになってからハマったのがこれ

”モンスターアドベンチャー”だった

小学生の時には聞いたこともなかったが

やり始めてから、ずっとやっているのだ

ちょくちょく先生からも電話が来るけど、

重要な奴以外は大体無視している　そんな生活を送っているけど、

少しも寂しくない　

今日もさっそく起きてゲームをしている

もうちょっとで倒せそうだった時、いきなりお母さんが話しかけてきた

「雫ー入るわよー」

勝手に入ってきたので私はびっくりした

急いで床に散らばっていたお菓子やジュースのゴミを

奥にあったゴミ箱に突っ込もうとした　だが、気ずいたらもうお母さんは

部屋に入っていた　その時私は叫んだ

「勝手に入らないでよ！」

お母さんは少しびっくりしていた

「違うわ、雫が中学校の時、剣道で優勝した時の賞状を渡しに来たのよ」

私はホッとして力が抜けた

ゲームを再開しようと、机に座ってゲーム機を持とうとしたら、

指先からゲーム機の画面に吸い込まれていくのが分かった

「何これ何これ⁉」

私はすぐに助けを求めたが、誰にも聞こえず

そのまま吸い込まれてしまった

「？何か音がしたかしら？雫ね珍しく外に出たのね。

　まぁいいわ、健康にしようとするのはいいことです」

気ずいたら知らない場所に座っていた

手元には何もなく、服まで変わっていた

でも思ったのはただ一つ

「ここここここ、ここ、どこ～～！？」