残念でしたね。

場違いな年寄りの話ですが、書かせてもらいます。既婚後の私が、唯一恋に落ちそうになった女性の話です。その頃、妻は日本へ行くと決めた私に付いて行くか、米国に留まるかの判断をする為、兄と父の住む別な州を訪れていました。息子は日本の両親と半年住んでいました。その時、昔の同僚がスイスからやって来て、昔のグループで食事に出かけました。そこで出会ったのが、10歳年下のドイツ人の女性でした。昔の同僚の後輩の友人で、米国を旅していました。彼女とは、お互い、高校生の頃、米国で留学だったと言う共通点があり、思い出話で会話が盛り上がったりしてました。結局、日本へ行く前に、余っていた休暇を費やしていた私が、彼女をビーチタウンへ案内する事になりました。翌日、彼女を私の車に乗せて、2時間程離れた海岸沿いの町までのドライブの間に、会話が進みました。やがてついた目的地で、砂浜を見るなり、海に入りたいと言って、水着に着替えると言い出しました。野外でも、私の車を陰にして、私の前で裸になって、素早く着替えました。ドイツ人はこう言うのが常識だとは知ってましたが、ちょっとどうようしました。終わった後の着替えは女子トイレでやってもらいましたが。

一日中、一緒にいて、長い間の知り合いの様な感覚に陥ってしまいました。その事を伝えると、彼女がその秘訣を教えてくれました。中学生くらいになり、男の子に興味が湧いて来た彼女は、身長が伸びてしまい、クラスの男子よりも背が高くなってしまい、男子に避けられている様に思ったそうでした。その事で、母親に相談したら、彼女の母は、男子の気を引くには、まずは、相手の話をじっくり聴いてやる事だと言ったそうでした。その後、彼女は、人の話を聞く事に徹しているのだと言ってました。聞くだけではなく、興味があると言う意思を返す為の質問や返答も心がけていると言っていました。こうやって、多くの男を落としてきたのでしょう。その後は、ハグして別れ、何の進展も無かったです。日本へ移住した後、実家へ手紙が来ていましたが、返事はしませんでした。

結局、私のアドバイスは、相手の話を聞いて、興味がある事を伝え為に、適度な質問をして、会話を進めて行く事です。例えは悪いかもしれませんが、バーに行って大金を落としてしまう男達は、まさにこれで落とされているのだと思います。ホステスは色々タイプはあるんかもしれませんが、要は、聞き上手で、褒め上手なのだと思います。出会った全ての男性にこうやっていると、勘違いされてしまうかも知れないので、気を付ける必要があるかも知れません。

追記：「夏の日の1993」みたいなお話ですね。

上に書いたことは、１９９３年の１０月（と言っても、カリフォルニアは、まだ夏の様でしたが）の出来事です。