テーマの被りについて~テーマが被ったときに他作品と差別化するために考えたこと~

 前回に引き続きテーマ被りについて。

 今回は、テーマが被ってしまったときにどう差別化するか、についてです。ジャンルが「お仕事」なので、職業が被ってしまったときのためにどうするかですね。


 差別化といっても色々あるわけですが、私が想定したのはこんな感じ。

①「職業」に何か別の要素を掛け合わせる。

(例:「タクシー運転手」×「魔法の絨毯」)

②読み味で他の作品と差別化する。

(例:ほのぼの系、ハラハラドキドキ系、成りがる系、物語への没入感がすごい、など)

③圧倒的な専門知識でより細かいところまで詰めてある作品にする。


 こんな感じですかね?まだまだありそう。

 ③は、参加作品を見てから入れた項目です。やっぱり現実でその職に就いている人が書いた作品は、すごい細かいところまで書かれているなあと感じました。さすがに、いち大学生には難しいので、私は①、②をどうしようか考えてました。


 特に①はすごい意識してましたし、「魔法の絨毯」という要素が思い浮かんだときは「これだ‼」と思いました。魔法の王道であり、昔からあるけれど、昔からあるからこそ誰もやっていないのでは?と。

 実際にカクヨム内を調べてみても、「魔法の絨毯」自体をしっかりと扱ってる作品はなかったわけですし、そこにさらに「タクシー」という新たな要素が掛け合わさった作品なのだから、ひょっとしたらアイデア勝ちできるんじゃないか?と思ったわけです。



 ああ、そうそう。今回は「異世界」というテーマじゃないですか。だから、「転生・転移」とか「チート能力で無双」みたいなことも一つの差別化要素に上がってくるわけなのですが、私は主人公は普通のキャラにしたいと思っていました。特に、「チート能力」みたいなのはない方がいいのかなと思ってました。


 理由は3つ。


①「チート能力」を持たせてしまうと、「お仕事」小説ではなくて、「無双バトル」小説に読み味が近くなってしまうと考えたから。また、「お仕事」小説にする必要がなくなってしまうんじゃないかと構想時に考えたから。 

②あくまで「お仕事」がメインなので、真摯にお仕事に取り組む主人公のほうが求められていると思ったから。

③「お仕事」というのは、どうしても人との交流の温かさを書く必要があると考えたため、「チート能力()」を主人公が持ってしまうと、町の人との距離が離れてしまうんじゃないかと考えたから。要するに、物語のメインが「主人公」から、「主人公の持ってる能力」がメインになってしまう危険性があるんじゃないかと考えたから。


 そんな感じで「ウィズの魔法の絨毯タクシー」は、「等身大でどこかに少し暗い過去を持った青年」を主人公にえることになったのでした。


 ちなみに「転生・転移」の主人公にしなかったのは、「転生・転移の過程を書く必要が出来てしまい、自分の書きたいところまで書けなくなってしまうのでは?」と思ったためです。


 「チート系」「転生系」の作品を否定しているわけではありません。うまく書く人はそんなものは気にならないと思うのですが、私は経験が浅いし、書いてもおそらくうまいこといかないだろうなと構想当時考えていたのです。実際、参加作品を見て、なるほどうまく書いているなあ、と思う作品ばかりでしたので。

 繰り返します。批判じゃないです。ココ重要です。


 ★


 ふぅ。

 いったん休憩。

 少ししたら続き書こう。

 そろそろ小説も書きたい。


 次話どうしよう。最初は、構想時に思いついてた候補でも公開するか?と思ってたけど、絨毯が良かったから、あんまり詳しい比較ができるかわからないしなぁ。


 このエッセイ始めてから、ちょくちょく作者フォローとか、このエッセイのフォローとか増えてきてる。

 まあ、見てる方で気に入ったくれた方がいたら、皆さんも是非どうぞ(笑)ちょっと投稿空くかも知れないので。


 一週間しかたってないのに、もう400PV超えてる。びっくりです。ありがとうございます。

 なんかあったらコメントで議題ください。すぐ答えられるか分かりませんが、気が向いたら答えるかも。


 まあ、このエッセイ元々、自己満足で自由気ままにって事だったもんな。許してください(笑)




 ◆

 一応、今日も自作品の紹介です!

「ウィズの魔法の絨毯タクシー」

 マギ王国を拠点にしている絨毯タクシー運転手のウィズ。

 魔法だけだったこの世界に異世界からの科学技術が持ち込まれたことで、絨毯タクシー業は衰退。だけど、そんなことは関係ない。この仕事の良さを僕は知っている!!

 https://kakuyomu.jp/works/16817139558446430753













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