第131話 点滴中に針が折れていたらしい
これもかなり昔の入院生活の一部なのですよ。
私はどちらかというと、血管があまり出ないらしく、ついには小児科の先生に点滴針を入れてもらうことすらありました。
で、時は少し進みました。
どこの病院に行っても、入院中の点滴は必要なわけです。
あれは確か、大学病院だと思うのですが、例によって毎日点滴されるの嫌だなって思っていたのですが、この針は自由に曲がるから、という理由で、針はそのまま腕の中に残して、点滴の時だけ繋げられる、という仕組みになっていました。
余談ですが、その頃にはもう、毎日傷の消毒をしなくてもいい絆創膏の大きいやつが普及していました。
で、点滴に話を戻します。抗生物質による点滴が無事に終わったので、いよいよずっと刺さっていた針を抜くことになりました。
が、なんだかいつもより痛い。
と、思ったのですよ。そうしたら看護師さんがヤベ、みたいな顔をしてたんです。そこで、点滴の針の先がほんの少し折れていたことが判明。
命に別状はありませんでしたが、のちにまた別の病院でお医者様三人がかりで点滴を探されたのはある意味では私しかいないだろうな、と。(その時は急いでいたので、三人がかりで取り掛かり、血管に入ったものに点滴をつなぐ、というなんでも体験でした)。しかも足の甲という。
つづく
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