第97話 昔はね

 昔の方々は、犬猫に話しかける人を見かけると、あいつは〇〇しいとか、そんな陰口を言われていました。


 でも、今はどうでしょう?


 赤ちゃん言葉までとはいかなくても、皆様普通に動物さんたちにお話してませんか?


 なぜなら、彼らは注意深く耳を立たせて、その人が自分に害を与えるかどうかを見極めているからなのではないかと思うのです。


 たとえば、ご飯という言葉や散歩という言葉に反応したり、病院と言えば隠れてしまう子がいたりもします。


 なのでやはり、言葉を理解しているのでしょう。


 うちのしば犬の彼ですが、長い年月をかけて褒めちぎり、最近ではようやく甘えてくれるようにもなりました。まだヘソ天のお腹をなでさせてはもらえませんが、根気強く話しかけて、優しく接していたら、いつかなでられる日がくるのかな? なんて思いました。


 今回は、そんなお話でした。


 つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る