第64話 失って初めて気づくことがある

 私の家は田舎なのですけれど、その辺にふきのとうが生えているほどの所ではありません。


 なので、結構毎年、ふきのとうやらたけのこやらをもらって、春を食べさせてもらっていたのですけど、今年はふきのとうがありませんでした。


 いや、あの独特の苦味を小さなビニール袋一杯に持ってきてもらって、おひたしにしたり、天ぷらなんかにして食べていたのですよ。


 今年はご縁がなかったので、なんだかあの苦さが懐かしく感じるほどです。


 直売店に行けば、そういうのはちゃんと売っているんですけどね。なんというか、こんなに高いものをくれていたのか、と改めて気づくのですよ。そして、鮮度も全然違います。


 なので、そのありがたさがよーくわかりました。


 苦くてもいいじゃない。それがお味なのですもの。そういう気持ちに浸っております。


 皆様は、ふきのとうお好きですか? って、随分前のエッセイで聞いたようなきもしますが、いかがでしょうか?


※それから今日は柴犬の日なのだそうです。柴犬さんたちがしあわせでありますようにっ!!


 つづく

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る