第63話 五百円玉貯金

 かつて、五百円玉貯金をしていました。綿棒の入っていたプラケースに、お財布の中にあるだけ投入!!


 なんと親父さんも協力してくれまして、気づいたらちょっとした金額になっていたのですよ。


 でもね、気づいたらなくなっていたのです。


 そう、親父さんの罠にハマり、使い込まれていたのです。


 こんなのはもうね、子供の頃のお年玉とかでいつものことでしたから、そんなに気にしていないつもりだったのですけどね。その時は欲しい物があったので、がっかりしてしまいました。


 親父さんもさすがに悪いと感じたのか、商品の代金は払ってくれましたけれど。


「おれの前に金を置くな!」


 と、言われてしまいました。


 いやもう、ぜーんぜん恨んでなんかいないですのにぃ〜。


 つづく

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