②アイビーの花束を君に捧ぐ。

海印の飴

第1話

〇世界観

 TSあり。ただし、戸籍や氏名の変更はいらないものとする。

 支援センター出身の者には定額の給付金が市から与えられる。


〇主要キャラクター

 ・真霜御影ましもみかげ

【容姿】白髪・長髪(腰辺りまで)・ストレート、灰色の眼、肌は白め、身長低め(143cmくらい)、体重軽め(42kg)、利き手・左、Dカップ、杖を突いている

【性格】お節介。ツッコミもボケもする。優しい。自己犠牲の精神がある。一人で抱え込む。無理をしがち。

【年齢】16歳(高校二年生)

【血液型】A型

【誕生日】3月21日

【好きなもの】真霜養育センター、サッカー、肉じゃが、家族や友人、昔の思い出

【嫌いなもの】朝、身近な人の不幸、鏡、写真、オシャレ、メイク、杖

【趣味】サッカー観戦、人に付き合って何かすること

【関係性】凛桜・恋人、七海・幼馴染、小萩・後輩(相談される)、白雪・義姉

【共依存性】凛桜・生活的依存、七海・心的依存(心の拠り所的存在)、小萩・夢の依存(自分が将来の夢を叶えられなくなった代わりに小萩に協力して将来の夢を叶えてもらうことで疑似的に自分の夢も叶えたことにする依存)、白雪・家族愛的依存(姉として慕い、自分の家族的な存在でいることを求めている依存)

【呼ばれ方】凛桜・ミカ君、七海・ミカ、小萩・御影先輩、白雪・ミカ君

【その他】男の頃の感覚が抜けない。男として扱ってほしいと思っている。そのため、いつもの調子(男の頃のように)接してくれる七海に一番素を見せる。この作品で身体的にも精神的にも最も歪な人物。

【セリフイメージ】

「俺は、真霜御影。好きなことはサッカー! まあ、今は見るしかできないけどな」


 ・芹澤凛桜せりざわりお

【容姿】桃色・長髪(肩甲骨の下辺りまで)・右のもみ上げに三つ編みあり、紫色の眼、肌白め、身長158cm、体重54kg、利き手・右、Aカップ

【性格】ヤンデレ(ただし攻撃性はあまりない)。御影にはとにかく甘く、とにかく優しい。根は真面目。

【年齢】16歳(高校二年生)

【血液型】A型

【誕生日】8月30日

【好きなもの】真霜御影、家事全般、サッカー、和菓子、裏工作やサプライズが好き。

【嫌いなもの】御影を傷つける人、昔の自分、サッカー以外のスポーツ(運動)

【趣味】御影のお世話、SNS

【関係性】御影・恋人、七海・ライバル、小萩・後輩、白雪・恋人の姉

【共依存性】御影に対して、すべてを捧げようと思えるほどの強い愛情であり、心的依存をしている。

【呼ばれ方】御影・凛桜、七海・芹澤さん、小萩・芹澤先輩、白雪・凛桜ちゃん

【その他】御影のことは好きだが、御影の周りにいる女子を無理に離れさせようとはしない。なんだかんだ七海のことも「御影にとっては必要な人」と認めている。御影のことになると熱中する節もある。この作品の中で最も思いやりがあり、周りが見えている人物。

【セリフイメージ】

「自己紹介? 任せて! 私は、霧島凛桜って言うんだ。好きなことは、ミカ君! ミカ君の可愛いところをあげるとね……えっと、まずはあの眼でしょ? 次に髪、いい匂いするんだ~。それから、唇も……キスしたくなっちゃうよっ! あ、でもでも、もちろん内面も好きだよ? というか、むしろそっちの方がって言うか、ミカ君の良いところの詰め合わせというか、あ、そういえば前にね? こんなことが――」



 ・四季七海しきななみ

【容姿】淡青色(桃色のグラデーションあり)・長髪(腰辺りまで)・ウェーブあり、水色の眼、肌は肌色、身長152cm、体重50kg、利き手・左、Aカップ

【性格】自由人。人と合わせることを基本しない。面倒なことはしない。人を弄ることが多い。一見クールに見られるが実際はクールではない。

【年齢】16歳(高校二年生)

【血液型】B型

【誕生日】12月6日

【好きなもの】自由、娯楽、自分に付き合ってくれる人、ハッピーエンド、甘いもの

【嫌いなもの】規則、ルール、自分のことが嫌いな人、面白くない人やもの、奇跡

【趣味】趣味探し、散歩、真霜御影とダラダラする

【関係性】御影・幼馴染、凛桜・ただのクラスメイト、小萩・後輩(相談される)、白雪・幼馴染

【共依存性】御影のことを一番の理解者だと思い、しっかりと自覚してはいないが御影がいないと大きくキャラが変わってしまうほどの心的依存をしている。

【呼ばれ方】御影・七海、凛桜・四季さん、小萩・七海先輩、白雪・七海ちゃん

【その他】基本的に人に合わせないが、長年一緒にいたことで御影には自然と合わせるようになっている。七海自身もそれを苦だとは思っていない。この作品の中で最も不安定な人物。

【セリフイメージ】

「え? なに? 自己紹介? ……はぁ、分かったよ。あたしは、四季七海。そうだね……ミカとは、幼馴染? 親友? みたいな感じ。これでいい? あたし、散歩行きたいんだけど……。ミカも行く? 大丈夫。あたしが合わせるよ」


 ・米月小萩こめつきこはぎ

【容姿】セピア色・短髪・ボブ、橙色の眼、肌は肌色、身長147cm、体重48kg、利き手・右、Cカップ

【性格】大人しい。ザ・後輩みたいな謙遜をする。真面目。気弱。人見知り。

【年齢】15歳(高校一年生)

【血液型】AB型

【誕生日】2月9日

【好きなもの】映画・アニメ・小説などの物語、噂話、応援されること、辛いもの

【嫌いなもの】物語の良さを理解しようとしない人、知り合いを貶す人、苦いもの、プール

【趣味】執筆、人物観察、読書

【関係性】御影・先輩(相談相手)、凛桜・先輩、七海・先輩(相談相手)白雪・関係性なし

【共依存性】御影に夢を託されたことが分かり、自分の夢を叶えることで御影を救おうとしている。そのため御影に協力してもらうことで技術的にも心的サポートしてもらう共依存をしている。

【呼ばれ方】御影・小萩ちゃん、凛桜・米月さん、七海・コハ、白雪・なし

【その他】尊敬する人にはよく懐く。夢に向かって真摯な一面があり、協力してくれてる御影や七海には本当に感謝している。この作品の中で最も純粋な人物。

【セリフイメージ】

「ふぇ? じ、自己紹介ですか……? えっと、あの、米月小萩って言います……。せ、先輩とは、ちょっとしたご縁がありまして、小萩の夢を応援してもらってる……って感じの関係です……。って、ちょっと先輩、笑わないでくださいよっ!」



 ・真霜白雪ましもしらゆき

【容姿】黒髪・長髪(肩甲骨の下辺りまで)・左のもみ上げと髪のインナーカラーに赤色、黒色の眼、服は白め、身長165cm、体重55kg、利き手・右、Eカップ

【性格】ほんわか。おっとり。穏やか。ふわふわ。

【年齢】18歳(高校三年生)

【血液型】O型

【誕生日】4月28日

【好きなもの】真霜御影、真霜養育センター、知識を得ること、昼寝、ラーメン

【嫌いなもの】朝、寒さ、病院、話を聞かない人、高いところ

【趣味】読書、SNS、自分磨き(磨けてるとは言っていない)

【関係性】御影・義弟、凛桜・御影の恋人、七海・幼馴染、小萩・関係性なし

【共依存性】御影と同じく自分の弟しての、家族的な存在であることを求め、互いに疑似家族として依存している。

【呼ばれ方】御影・ハク姉、凛桜・白雪さん、七海・ハクさん、小萩・なし

【その他】いろいろな物に影響を受けやすい。そのせいで昔からお嬢様口調をしているし、髪もよく染める。この作品の中で最も子供っぽい人物。

【セリフイメージ】

「どうかしたの、ミカ? え、自己紹介ですか? うふふ、分かりました。はいっ! 私は、真霜白雪って言います。えっと……ミカのお姉ちゃんで、最近までちょっと入院をしてたんですよ~? あ、でもでもしっかりお姉ちゃんしてますからね? うふふ」

  

 〇全体プロット

 義姉の真霜白雪を助けるために、お金が必要だった。

 そのため、短期間で稼げる治験バイトへと行った真霜御影。

 だが、その治験はどうやら重要な情報を隠していたらしく、御影は足が不自由になり女になっていた。

 その治験のおかげで何とか白雪は手術を受けることができるのだが、御影はその代償として今までとは大きく変わった生活をすることになってしまう。

 恋人の芹澤凛桜に生活面でのお世話をしてもらい、幼馴染の四季七海と下らないことをして、後輩の米月小萩の夢の相談に乗ることで男の頃と同じように過ごすように努めた。

 だが、白雪の退院おめでとうのパーティーを開く準備をしたり、小萩の夢のために街へ繰り出したりしているうちに自分のできないことが分からされていく。

 できないことが増え、自分が凛桜や七海、小萩、白雪に依存してなければまともに生きていけなくなり、迷惑をかけていることに自責の念が積みあがっていく。

 自責の念が消えることはなく、このままでいいのかという葛藤と情けない自分へのやるせなさで御影はどんどん蝕まれていく。

 そんな生活をしていたとき、駅でナンパをされ、恐怖で固まってしまったことで完全に心が折れる。

 家から飛び出し、連絡もつかない状態にして、公園で雨に打たれる。

 そこにやって来たのは、凛桜だった。

 凛桜は、御影の心に抱えたものを受け止め、その上で一つの答えを出した。

「ミカ君、別れよ?」

 御影に別れを告げ、そしてもう一つ決意を口にした。

「私たちが……絶対にミカ君を助けるから」

 そう言われて、御影は苦しみを持ちつつも依存し、そして彼女らが御影のことを救うことを待つことにした。

 それが、御影が凛桜の言葉から決めた決意だった。


【二巻以降に繋げたいこと】


 一巻では主人公の葛藤を描くが、二巻からは基本的にヒロイン各々とのエピソードを増やしていきたい。

 ヒロインレースというよりは、ここのルートができあがるようなイメージ。

 あまりエロシーンをしっかり描かない。

 視点は基本的に御影だが、御影が主人公という表現を減らしていきたい。

 御影の男性らしさを徐々に減らし、女性らしさを増やす。

 テーマとして『主人公がヒロインに。ヒロインが主人公に』をしっかり持って描く。

 凛桜は、純粋な恋愛をもう一度なぞり、御影に対して自分はどんな御影でも愛することを表現し、御影を救ってほしい。

 七海は、ヒューマンドラマ的なイメージ、他のキャラよりも七海の中の問題(自由人過ぎることや人に合わせられないこと)への答えを出しつつ、御影を救ってほしい。

 小萩は、御影が夢を叶えられなくなった代わりに自分の夢を叶えることで叶え、疑似的に御影の夢も叶えたことにし、御影を救ってほしい。

 白雪は、家族愛がメインでそれを恋愛に発展させることで御影が変わっても変わらなくても自分が傍にいることを伝え、救ってほしい。


【構成】


 五章+プロローグ、エピローグ


【章ごとの内容】


 プロローグ

 ・過去のことを夢で見る。そのまま一章に繋げられるイメージ。


 一章

 ・各キャラに登場させる。(凛桜、七海、小萩、白雪の順)

 ・各キャラと御影の関係性を簡潔に書く。

 ・各キャラの独白で御影に依存していることと変わってしまった御影に対して自分が何をすべきと考えているかを書く。


 二章

 ・小萩の夢……物語に携わることの一環で小説を書くための取材に御影と七海が付き合う。

 ・三人で街でデートをするシーンを描く。

 ・ここで御影が周りの視線を気にしていることを書き、七海は御影の足のことだけを気にし、小萩は御影の足のことと女になったことを気にする。

 ・また、御影のファッションショーをやる。(これは店員に流されて)


 三章

 ・凛桜と七海と共に白雪の退院おめでとうのパーティーの準備をする。

 ・凛桜と七海が御影を取り合うようなシーンを入れる。

 ・御影が準備段階でできないことが増えていることに気が付く(力仕事など)。


 四章

 ・白雪の退院おめでとうのパーティーを開く。

 ・白雪が退院できたことを素直に喜び、一章から書いていた女になったことに対する不満や葛藤が少し晴れるようにする。

 ・白雪と凛桜にとにかく甘やかされる。


 五章

 ・白雪の退院おめでとうのパーティーから少しだけ女の体にも前向きな意識を持つ中足が不自由になったことを理由に定期通院をする。

 ・予定が合わず、付き添いなしで街に出る。

 ・そこでの視線に気持ち悪さを感じる。

 ・通院の帰り道で強引で積極的に来るナンパに捕まってしまう。

 ・逃げれず、助けも呼べない中、たまたま居合わせた人に助けてもらうが、この一件で心が折れてしまう。

 ・公園のブランコで一人、雨に打たれているところに凛桜が来る。

 ・そして、凛桜から別れと決意を聞かされて、御影はその決意を信じることにする。


 エピローグ

 ・暗くならないように御影の心情を独白で書く。

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