第4話 勇気
君と初めて会った桜並木の橋の上。
僕は青葉に、「思い出の場所に今日の雀色時集合」
その一言を送った。
君がこの橋の上に来るかどうかはわからない。
でもせめて、最後に、君に伝える前に大きなかけを
してみようと思った。
来るかな。来ないかな。そう思っていた瞬間。
たんッたんッ!とリズムの良い足音が聞こえる。
僕の愛しい人の音。
気づいてくれるかな。どうだろう。その瞬間。
「奏楽!やっぱりここであっててよかった。」
青葉がそう、言った。
「青葉、、、。あのさ、覚えてる、、、?」
僕は君との思い出を懐かしい思いで話し出す。
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