①我々、何でも始末いたします!

向井 夢士(むかい ゆめと)

プロット

参考作品

・探偵はもう死んでいる

・チェンソーマン

・呪術廻戦


世界観

20XX年の世界は、混沌と化していた。神が介入した世界は、国ごとの分かれ方ではなく、勇者、英雄、魔法少女、探偵、警察など世界の平和を保つために存在している《ヒーロー》。怪盗、スパイ、魔術師、殺し屋などの《悪者》。天使や幸運者などの《神陣営》に中立の《ニュートラル》、そして一般市民の《スタンダード》の5つの階級に分かれた。その集中する場所となった日本。

表向きには《ヒーロー》は世界の平和を保つ絶対的正の憧れの存在。《悪役》はこの世の邪魔者であり、絶滅対象。ただ、表があれば裏もある。《悪役》が輝く時だってある。正義は果たして本当に正しいのか。世界はそう単純じゃない……


~表向き~

《ヒーロー》…世界平和を保つ、その名の通り“ヒーロー”。《悪者》を絶滅させるのが最終目標

《悪者》…この世の悪であり、不要とされる存在。普段は、存在を隠して生活している。

~裏~

《ヒーロー》…悪者を活用して、自分たちが理想とする世界を創造することが本当の目標。《悪者》をすべて倒し、神のように、自分達が崇められる世界を創造しようとしている。皆から頼られ、憧れる存在を利用し、裏で様々な悪行を行う。

《悪者》…表向きは、この世の悪とされているが実際はその逆。悪事もすべて誰かのために行っているだけ。《ヒーロー》との立場を逆転させるのが、最終目標

~その他~

《神陣営》

神…突如、降臨し、介入して世界を変えた(天使の存在、魔法など様々な能力を世界にもたらした)。狙いは元々崩壊していた世界を一新するため。そして興味本位。普段は姿を現さないが、上空のユートピアに行けば会える。ただし、神への領域へ踏み込むには“ご加護”という神の許可が必要、もしくは皇帝か英雄。世界を見るのが趣味。

天使…神のサポート役。また記憶消去、時を操るなどの能力も扱える。基本的に立場は中立。神によって作られた存在とされている。

幸運者…不運な所を神によって救われたもの。“ご加護”により、不自由なく暮らしている。神の支援、という能力で、食べ物や金を生成、出現させることができる。

《ニュートラル》

情報屋、商人など。基本どちらにも所属しない勢力(悪役より)。基本、《ヒーロー》か《ニュートラル》が多いため、《ヒーロー》の裏側をみた、《悪役》に救われたなどで属する場合が多い。

《スタンダード》

一般市民、学生など。ヒーローに憧れ、崇拝している人が多い。ヒーロー志望の人も多数。


※主人公たちは《始末屋》として悪役に属している。普段は《便利屋》として姿を隠している。《始末屋》は依頼を受け、そのターゲットを始末すること。《殺し屋》との違いは、ターゲットを殺すか、殺さないか。《始末屋》はターゲットを殺すか、というより苦痛を与えるという役職。社会的地位を失わせたり、拷問したり、時には殺したり、依頼者次第。また、使えそうな手駒と感じた際には仲間に引き入れる時も。


キャラクター設定

・葉狩 涼助(はがり りょうすけ)

主人公。男。両親も《始末屋》だったが、ヒーローに殺されてしまった。普段は理論的に物事を考えるが、時には感情で動く場合も。なんでもそつなくこなすオールマイティー。 20歳。(スラッとしているイメージ)。正義ぶってる《ヒーロー》をぶっ潰し、理想的な世界を与えない神へ反逆しようとしている。相棒の瑠衣(るい)を幸せにさせることが最終目標。何事にも慎重に、がモットー。

セリフイメージ

「この世に善意100%の人間なんていねぇんだよ」

「嘘は、弱者の最強の武器だ」

「適材適所だ」

「悪役こそが、歴史を変えるんだろ」

「瑠衣に答えてこそ、本当の相棒だ」

「……年下は嫌いじゃない」

「クソすぎる人生だ」


・安西 瑠衣(あんざい るい)

もう一人の主人公。女。母は冤罪で死刑に。父は不明。感情的に行動するタイプ。大胆に行動するので、涼助と言い合いになることもしばしば。戦闘、格闘センスが良い。1人になったとこを、たまたま涼助に拾われた。涼助をサポートして、良い世界にすることが最終目標。また幸運者でもある。 18歳。

セリフイメージ

「りょーすけ! 今日の食べ物万引きしてきたよ」

「私には、私なりの使命があるから」

「頭良いことは涼助がやるから。私は、自分にやれることをやるだけだよ」

「涼助の夢は、私の夢」

「……年下は嫌い?」



・テピ・ユーフォリア

《始末屋》所属。魔法少女。父は勇者、母は回復屋。涼助の信念に共感し、《ヒーロー》ながら、《悪役》に。魔法は騙したり、隠れたりするのに優秀なため、涼助から頼られている。

  25歳。瑠衣からはロリバと呼ばれている(ロリババから)

セリフイメージ

「ロリバっていうな!」

「涼助って人使い荒いよな」

「一応……年上なんだけどなぁ」

「魔法使えるからって、労働させすぎでしょ」


・ベネトータ

《情報屋》。《始末屋》の存在を知る人物。涼助と仲良し。よく、《始末屋》に情報を渡している。面倒見が良い。 20歳。

セリフイメージ

「涼助、ヒーローは手ごわいぞ」

「情報は場合によっちゃ強力な武器だからな」

「瑠衣のこと、幸せにしてやれよ。いやマジで」

「いつからかな。お前に期待するようになったのは」


・ジャスティス・ライト

《ヒーロー》総指揮官であり、カリスマ的存在。ただ、神のように崇められようと画策している裏の顔がある。神と密約を交わすことで、天使を活用し世界を創ろうとしている。人の心がない。29歳。涼助を危険視しつつも、自分のほうが勝っていると確信している。

セリフイメージ

「君は、僕と同じ匂いがするね」

「所詮、駒なのさ」

「神になる、それが私の最終目標さ」

「僕には誰もかなわない」


・ダークネス・シャドウ・エンペラー

《悪役》総指揮官。古典的な考え。昔、《ヒーロー》と戦った影響により、古傷がある。仲間を大切にするため、評判は良い。50歳。


・シャーロック・カム・ルーペ

《ヒーロー》所属、探偵。能力は自分の存在(影)を薄くすること。推理力も高いが、情報屋とほぼ互角の調査力も持っている。ジャスティスの裏側を知り、涼助達に協力するようになる。


・ラミエル

天使。涼助と神との交渉で、涼助の仲間になる。時間操作の能力を持つ。1秒を操作するのには多大な体力、エネルギーを要するので10秒が限定。最初は無感情だったが、涼助達と触れることで変化が…?


・エル・フェリマー

天使。ジャスティスが神との密約で手にした。記憶操作の能力を持つ。こちらもエネルギーを多く要するため、制限がある。


・ゼウス・シン・ヴェクター

この世の頂点、神。行動原理は興味。色々人を動かして、行動を見るのが大好き。ちなみに《ヒーロー》《悪役》を日本に集中させたのは、平和ボケする国民が一番多かったから、ということらしい。


・その他キャラも進んでいくごとにだんだん出していく予定。


その他基本設定


・正義の塔(東京)

《ヒーロー)が集中する本部。資金、資源が潤沢なため、娯楽施設などもあり50階建ての豪華な施設となっている。最上階ではジャスティスが指揮を行う専用の部屋がある。


・悪の秘密基地(大阪)

魔法の能力で《ヒーロー》からは確認できないようになっている。(何かの能力で、晒される可能性はあるが)10階建てのビル。日々、《ヒーロー》を倒すための会議が行われている。最上階は皇帝 ダークネスの部屋と資料などを保管している保管部屋がある。


・便利屋/始末屋本部(香川)

安心、安全性を考慮して目立つ所を避けた涼助の判断でこの場所に。涼助の地元でもある。依頼を受けて全国各地に行くケースが多い。テピの魔法で隠れることもしばしば。家にあるものは衝動買いしたものか盗んだもの。


・ユートピア(上空)

上空に存在する神の場所、ユートピア。行くには神への許可証である、”ご加護”を受けているもの、そして英雄、皇帝の両陣営トップしか行けない。




物語構成(1巻)(場合によっては内容の広げ、付け足しも考えてます)

1章 神の介入により、作られた世界の説明。世界観紹介。《始末屋》の紹介。《情報屋》の登場。隠れて生活しているところ。主人公の境遇の説明(過去シーンなど)。


2章 便利屋、始末屋として活動をしているシーン。また日常シーンも入れたい。探偵との対峙。探偵につけられていることを察知し、探偵を拘束。依頼主は《ヒーロー》総指揮官、ジャスティス。疑われている(怪しまれている)ことを感じた涼助たちは解決策を模索する。そんな中、探偵を始末してほしいという差出人不明の依頼も入る。さらにはジャスティスとゼウスが密会したという情報も入る。そこで涼助は、調査を開始する。


3章 調査・考察シーン。《情報屋》と協力する。そこで、涼助達は、ジャスティスが天使を使用していること、自分達に興味を持っていることなどの情報を知り、依頼を出したのが、ジャスティスだど確信する。瑠衣の境遇をただ一人知っている涼助は、ユートピア、神のことを調べ、幸運者として瑠衣を活用できないかと考える。そして瑠衣はユートピアに行く。そんな中、ジャスティスから呼ばれた涼助は、テピと一緒にヒーローの塔へ向かう。


4章 ジャスティスとの対談。(探偵を捨て駒にして、実力を確かめようとしたこと。神との密会で天使のサポートを頼んだこと)。

涼助を手駒にしようとするジャスティス。

そんな中で、涼助は何とか有利にしようと交渉を持ちかける。

まず、涼助は互いの陣営の人員を差し出すというのを提案。しかし、《悪者》には魔物の生成技術があるといわれ、失敗。

涼助同様に頭が働くジャスティス。そこで、ジャスティスは皇帝ダークネス始末の依頼を出す。それなら、と涼助はダークネスの情報と次期皇帝を決める時に援助してもらい、自分を皇帝に…という形で合意。

一方、瑠衣はゼウスとの接触。神への興味関心欲を刺激することを狙うというものだった。そこで、天使を一人貰う。

ジャスティスは涼助が自分と同じタイプで危険だと悟る。


エピローグ

涼助は、拘束していた探偵にジャスティスの本性を知らせ、引き入れる。瑠衣が幸運者であること、天使を引き入れ、次期皇帝となり、《悪役》をうまく活用できること、皇帝としての力が使えるようになり、自分もユートピアに入れること、そして保管庫が活用できること。涼助は世界を変えようと奮闘していく…


その後の流れ(今のところ考えてる案です。変更の可能性あり)

・現皇帝ダークネスを倒し、混沌とする中、次期皇帝選挙が。ジャスティスの援助で皇帝になった涼助は保管庫の資料を漁る。そこで、先人の知恵から対策案を考える。


・魔法少女vs魔術師の争いが勃発。そして争いは大きくなり、事実上の《ヒーロー》と《悪役》の戦争に。テピは魔法少女、そして涼助の仲間として葛藤する。そして、涼助側につくことを決めたテピの活躍で、魔法少女と魔術師はほぼ死亡。

→回復屋の母は、その娘を知り幻滅する。回復が厄介かつ価値があると考えた涼助は

殺すか、こっち側につくかの2択を迫る。しかし、《ヒーロー》の裏側を知らない《ヒーロー》もまだたくさんいる。結局、こっち側につかなかったため、殺すことを決断。テピが自分の手で母を殺し、回復屋も絶滅。


・情報戦となるが、探偵、情報屋、スパイを駆使し、優位に立つ《悪役》。その躍進に多少油断していたジャスティスは危機感を覚える


・世論の影響で圧倒的に《悪役》が叩かれる。なおかつ記憶操作で優位に立とうとする《ヒーロー》。涼助も天使を活用し、対抗する。天使は基本中立だが、扱いの差から天使で涼助を支持し始める動きが。


・記憶操作の天使も引き入れることに成功。そんな中、今度は《悪役》内で独裁政治を進める涼助に反発の声が高まる。そこで野心家、テロリスト、殺し屋、サイコパスの反発集団“カルテット”と対峙。”カルテット”の対策と強さにより、苦戦。

涼助は、決死の一撃にやられ、瀕死に(瑠衣で一命はとりとめる)

だが、皇帝としての力を失い…など。

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