「ラノベ作家の文章なんか中学生でも書ける」の考察
篁千夏
まえがき
以前にnoteにも書いたことですが、加筆修正して、カクヨムにも転載しようと思います。
まず発端となったのは、Twitterでのこのようなツブヤキでございました。
「ラノベ作家の文章なんか中学生でも書ける」は正確な分析でしょ。ラノベは会話やストーリーを楽しむもので、地の文なんて誰も味わってない。だから日本語として意味が取れれば大丈夫だろうし、読みやすければ大歓迎されるだろう。へたな中学生のほうがよっぽど素敵な文章を書くのは間違いない。 [リンク:https://twitter.com/kenseitter/status/1254090465768435712?s=20&t=DMCl6yEI-tLK3oUo9MszKQ
そりゃあ、夏目漱石や森鷗外のような教養と格調のある文章は、難しいです。当然ですよね。しかしどんな文章でも、継続した商売になるためには大なり小なり、技巧は必要です。一発屋ならともかく。
上手い役者は、下手な役者の演技も、表現できるのだと。映画『マリリン 7日間の恋』で、ミシェル・ウィリアムズが見せつけましたが。またかのパブロ・ピカソもキュビズムに辿り着いたとき「ようやく子供のような絵を描けるようになった」と語ったとか。幼くして高い絵画技術を誇ったピカソは、写実的な表現力も色彩感覚も備えていて、そこからさらに殻を打ち破るために、キュビズムに向かったのですね。
そんなことを前提に、書いてみましょうかね。
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