第1話 お母様の本気レッスンその1
気がつけば私も5歳になった。蘇った記憶はスパイ、仙人、魔女、錬金術師だ。まさかこれ以上増えたりしないだろうね.....そして今はセレスティアと呼ばれる国の姫[レイ・ミールオーン]に転生した。オーンってなんとかならないかしら。いやいや今度はこの名で生きていくんだから文句言っても仕方ない。さてこれからどうしようか
「何考えてるんだ?」
げげっ!!この声は
「おはようございます。レオンお兄様」
レオン・ミールオーン第二王子、つまり私の兄だ。どうしたものか私はこの人を好きになれない
「レオンお兄様なぜ私が考え事をしているのがわかったのですか?」
「お前は何かを考えてる時、顔がブサイクになるからだ。」
「さすがです!お兄様!」
こいつめ!!今すぐ我が奥義「
「おい、また考え事か?もっとブサイクになってるぞ」
「いえ、大したことないです。それではごきげんよう」
「お母様にそのブサイクな顔で会わないようにな〜」
ほんとムカつく!ついカッとなってやってしまうところだったわ!あんな奴のことは忘れて早くお母様のところに行きましょ!
「お母様!!おまたせしました!!」
「あら、待ってたわよレイ」
リリーお母様、私にとって女神のような人だ。お母様は昔は魔法学校の教師
をしていたらしく、セレスティアの中でも実力はあるそうみたい。正直どれくらい凄いのかよくわからないけど...まだ魔法見たことないし..
「今日はどんな事教えてくれるですか!!」
「そうね、今日はこの世界にある5つの国についてかしらね。」
どうやらこの世界は5つの国に分けられている。魔法の国セレスティア王国、機械の国アトランティス、和の国ヤマト、神々の国オリンポス、呪いの国カース。
明らかにやばそうな国があるんだけど
「それじゃあレイに問題を出すわね!」
「は、はい!」
「魔法ってどうやって出すでしょうか?!」
えぇ!問題だすの雑過ぎない!?お母様、本当に元教師!?てか魔法っていっぱいあるねん。200種あるか知らないけど、魔法陣書いたり、魔法の書読みながら詠唱したり、杖振り回したり、一体どれかしらね...とりま私がやってたことでいいや
「ビビディバビデェブウみたいな?」
「夢の国に行っちゃだめよ。レイ」
「こほん、魔法てゆうのは契約の力を借りて出すのよ。」
契約!?大丈夫なのそれ!?私が魔女だった頃はそんなのいなかったなー。
「さて、今日は特別。私が契約している子の一人を見せてあげるわ。」
そしてお母様。椅子から立ち上がり、胸の前に手を組んでお祈りポーズ。聖母的な?
そうすると、お母様の周りに魔法陣展開。魔法陣の中から白い光が生まれ、どんどん大きくなっていってる、えぇ待って。この部屋収まりきれないってお母様!!
「リリー・ミールオーンの名の下にいでよ!ハクナ・エンペラー!」
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