第2話 米国、台湾のTSMCからエンジニアを退避

  「ウクライナ」のように、この中台紛争も戦争一発で終わらせず、紛争を長期化するための(TSMCからエンジニアを退避という)狂言なのか。

  なにしろ、本当に戦争になったら、一発で片がついてしまい、肝心の「日本と中国を戦争させる」という本線から外れてしまいますから、実弾の撃ち合いはなしで、台湾客家得意の「黒白を入れ替える」レトリック(舌戦)と「連れ込み外交」で、お猿さんの乗る電車を永久に中国にちょっかいを出し続けるという支線を走らせたいのかもしれません。

  40年前のプロレスにおける、タイガー・ジェット・シンや、アブドラ・ザ・ブッチャーといった悪役レスラーのように、リングの中で正々堂々と一対一で戦わず場外乱闘に持ち込み、悪役と善玉の区別がつかない小学生レベルの一部ファン(観客)を味方につけたり、別の外国人レスラーに加勢してもらい、結局、勝負をうやむやにしてしまう、というスタイルを彷彿とさせてくれます。


<米国、台湾のTSMCからエンジニアを退避>

国防相「戦争は必ず避けるべき」 兵棋演習、TSMC技術者の退避は「想定せず」/台湾

https://news.yahoo.co.jp/articles/28d055bab69eb74e24f01a130ab28e21849942c3

10/12(水) 15:57配信

中央社フォーカス台湾


<引用始め>

(台北中央社)台湾有事を巡り、米国が半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)のエンジニアの退避を検討する可能性が海外メディアで報じられたのを受け、邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は12日、「国家は自己防衛に頼るべきであり、いかなる状況の発生も望まない。そのため国軍は自制し、戦争の勃発を避けている」と強調した上で、台湾海峡での武力衝突を想定した兵棋演習において、現時点ではいかなるシナリオにも「このような状況はない」と述べた。

・・・

金融情報大手ブルームバーグは7日、台湾が全面的な侵略を受けるというシナリオにおいて、米国は台湾の半導体エンジニアの退避を検討するだろうと報じた。

邱氏はまた、どこで発生した動乱であっても政治や経済、外交、人々の生活に影響が出ると指摘した上で、「ロシア・ウクライナ戦争はまさにこの通りだ」と言及。そのため「戦争の勃発は必ず避けなければならない」と語気を強めた。

<引用終わり>


→ なんで、国防部長(軍人)がコメントするのだろう?

  「TSMC」とは政治・経済の問題なのだから、総統や政治家がコメントすべき「事件」なのに。 

  「兵棋演習において、現時点ではいかなるシナリオにもこのような状況はない、と述べた。」って、「これはわたくし国防部長(軍人)の問題ではありません、蔡さん、あなたの問題をオレに押し付けないで下さい」と、泣きを入れているように聞こえます。

  まあ、国防部長さんも、これで中国と戦争しなくてもよくなってよかったと、胸をなでおろしていらっしゃることでしょう

 「戦争の勃発は必ず避けなければならない、と語気を強めた。」とありますが、本当に戦争したら一発で吹っ飛んでしまうのですから。

(平栗雅人)

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